よくある質問(FAQ)
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よくある質問と回答をまとめてあります。ご質問があるときは、ここではなくメインフォーラムにお願いします。
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 29-Sep-2011 14:25 (1512 reads)
現在は、栄養所要量という考え方は、使われておりません。厚生労働省では、健康な人に必要なエネルギーや栄養素の基準を示す物として、「食事摂取基準(2010年版)」を公表しています。
従って、糖尿病患者用の栄養所要量というものはありません。
日本糖尿病学会から出されている「糖尿病治療ガイド2010」や「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2010」では、食事療法の必要性が述べられており、簡便なエネルギー摂取量の算出方法としては下記の式が示されています。
エネルギー摂取量=標準体重×身体活動量
(詳しくは、ガイドライン等を参照してください)
他の栄養素についてですが、
ガイドラインで触れられている栄養素については、その値を参照していただき、ガイドラインに全く載っていない必要な栄養素については、健康な人の基準である食事摂取基準を参考にされるのがよいのではないかと思います。
但し、患者さんの状態、血糖値や合併症、治療方法、現在の体重やその推移など、また食事の嗜好・食生活といった様々な条件を考えて、個別対応していくことが重要だと考えられます。
栄養疫学研究部
森田明美
従って、糖尿病患者用の栄養所要量というものはありません。
日本糖尿病学会から出されている「糖尿病治療ガイド2010」や「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2010」では、食事療法の必要性が述べられており、簡便なエネルギー摂取量の算出方法としては下記の式が示されています。
エネルギー摂取量=標準体重×身体活動量
(詳しくは、ガイドライン等を参照してください)
他の栄養素についてですが、
ガイドラインで触れられている栄養素については、その値を参照していただき、ガイドラインに全く載っていない必要な栄養素については、健康な人の基準である食事摂取基準を参考にされるのがよいのではないかと思います。
但し、患者さんの状態、血糖値や合併症、治療方法、現在の体重やその推移など、また食事の嗜好・食生活といった様々な条件を考えて、個別対応していくことが重要だと考えられます。
栄養疫学研究部
森田明美
基礎代謝に占める筋肉、内臓の割合が資料によって大きく異なっています。
例 資料1:筋肉38%、肝臓12.4%、胃腸7.6%、腎臓7.5%・・・(出典:NHKおよび栄養学ハンドブック)
資料2:筋肉53.3%、肝臓23.3%、脳3.3%・・・(出典: https://www.naoru.com/kisotgaitya.htm )
正しい資料、または公式に認められている数値があればご教示願います。
例 資料1:筋肉38%、肝臓12.4%、胃腸7.6%、腎臓7.5%・・・(出典:NHKおよび栄養学ハンドブック)
資料2:筋肉53.3%、肝臓23.3%、脳3.3%・・・(出典: https://www.naoru.com/kisotgaitya.htm )
正しい資料、または公式に認められている数値があればご教示願います。
[ 栄養 ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 12-Sep-2011 09:34 (5057 reads)
確かに、基礎代謝に関しては、何種類か、全く異なる数値を見かけますね。
どれが正しいと断言することはできませんが、
お知らせいただいたような、特に国内でよく見かける数値は、
文献の孫引きが繰り返されてきたもので、
どのようにしてそうした数値が出てきたかが明確ではありません。
基礎代謝量の内訳として、国際的によく引用される数値は、
以下の文献に引用されている、下記のような数値です。
Gallagher D, et al. Organ-tissue mass measurement allows modeling of REE and metabolically active tissue mass. Am J Physiol Endocrinol Metab 275: E249-E258, 1998.
https://ajpendo.physiology.org/content/275/2/E249.long
表.安静時における臓器別エネルギー消費量.
重量(kg) 代謝率(kcal/kg/day) 代謝量の割合(%)
骨格筋 28 13 21.6
肝臓 1.8 200 21.3
脳 1.4 240 19.9
心臓 0.33 440 8.6
腎臓 0.31 440 8.1
脂肪組織 15 5 4.0
その他 23.16 12 16.5
計 70 100.0
各臓器の重量としては、"Reference man"という、
解剖結果に基づく白人男性の標準値が用いられています。
Snyder WS, et al. Report of the Task Group on Reference Man. Oxford, UK: Pergamon, 1975.
各臓器の代謝率は、様々な報告の結果をまとめた、
以下の文献から引用されています。
Elia M. Organ and tissue contribution to metabolic rate. In: Energy Metabolism: Tissue Determinants and Cellular Corollaries, edited by JM Kinney and HN Tucker. New York: Raven, 1992, p. 61\x{2013}80.
日本人の結果は含まれていませんが、
・方法論がしっかりした結果を用いていること
・根拠がはっきりしていること
から、この結果を用いるのがベストだと思います。
田中茂穂
どれが正しいと断言することはできませんが、
お知らせいただいたような、特に国内でよく見かける数値は、
文献の孫引きが繰り返されてきたもので、
どのようにしてそうした数値が出てきたかが明確ではありません。
基礎代謝量の内訳として、国際的によく引用される数値は、
以下の文献に引用されている、下記のような数値です。
Gallagher D, et al. Organ-tissue mass measurement allows modeling of REE and metabolically active tissue mass. Am J Physiol Endocrinol Metab 275: E249-E258, 1998.
https://ajpendo.physiology.org/content/275/2/E249.long
表.安静時における臓器別エネルギー消費量.
重量(kg) 代謝率(kcal/kg/day) 代謝量の割合(%)
骨格筋 28 13 21.6
肝臓 1.8 200 21.3
脳 1.4 240 19.9
心臓 0.33 440 8.6
腎臓 0.31 440 8.1
脂肪組織 15 5 4.0
その他 23.16 12 16.5
計 70 100.0
各臓器の重量としては、"Reference man"という、
解剖結果に基づく白人男性の標準値が用いられています。
Snyder WS, et al. Report of the Task Group on Reference Man. Oxford, UK: Pergamon, 1975.
各臓器の代謝率は、様々な報告の結果をまとめた、
以下の文献から引用されています。
Elia M. Organ and tissue contribution to metabolic rate. In: Energy Metabolism: Tissue Determinants and Cellular Corollaries, edited by JM Kinney and HN Tucker. New York: Raven, 1992, p. 61\x{2013}80.
日本人の結果は含まれていませんが、
・方法論がしっかりした結果を用いていること
・根拠がはっきりしていること
から、この結果を用いるのがベストだと思います。
田中茂穂
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 26-Jul-2011 16:13 (6272 reads)
枝豆にもイソフラボンは含まれていますが、その含有量は大豆に比べて著しく低いです。大豆には約2.5 mg/gのイソフラボンが含まれていますが、枝豆には約0.1 mg/gしか含まれていません(J. Nutr. 130:2243-2250, 2000)。イソフラボンの含有量は、大豆の成熟に伴い増えるようです。
石見佳子
石見佳子
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 28-Jun-2011 12:53 (1788 reads)
n-3系脂肪酸を摂取しても、血中LDLコレステロール値は下がりません。EPAやDHAは肝臓中のHMG-CoAレダクターゼ発現量を減少させ、コレステロール生成量を低下させ、血中LDLコレステロール値を減少するように働きますが、肝臓でのLDL-レセプター発現量も低下させるため血中LDLコレステロールを増加させるように働くためです。
血中LDLコレステロール値を減らすには、HMG-CoAレダクターゼ阻害剤(スタチン)を服用することが効果的ですが、生活習慣を変えること、すなわち飽和脂肪酸、トランス脂肪酸の摂取量を減らす、運動量を増加させる、肥満を解消させることによっても低下できる場合があります。
2005年版食事摂取基準の58ページに「高コレステロール血症者への対応に関する基本的な考え方」が記載してあります(2010年版ではスペースの関係で除かれました)。詳しくはこの章を参考にしてください。
江崎治
血中LDLコレステロール値を減らすには、HMG-CoAレダクターゼ阻害剤(スタチン)を服用することが効果的ですが、生活習慣を変えること、すなわち飽和脂肪酸、トランス脂肪酸の摂取量を減らす、運動量を増加させる、肥満を解消させることによっても低下できる場合があります。
2005年版食事摂取基準の58ページに「高コレステロール血症者への対応に関する基本的な考え方」が記載してあります(2010年版ではスペースの関係で除かれました)。詳しくはこの章を参考にしてください。
江崎治
[ 運動 ]
Requested and Answered by ゲスト on 24-Jun-2011 09:14 (1570 reads)
他の部分で増えているからだと思われます。
--- ゲスト による追加詳細 - 05-Sep-2011 01:53
筋肉量がふえたからではないでしょうか。
脂肪よりも、筋肉のほうが重いのです。
--- ゲスト による追加詳細 - 05-Sep-2011 01:53
筋肉量がふえたからではないでしょうか。
脂肪よりも、筋肉のほうが重いのです。