よくある質問(FAQ)
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よくある質問と回答をまとめてあります。ご質問があるときは、ここではなくメインフォーラムにお願いします。
[ 栄養 ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 08-Jun-2011 14:04 (1820 reads)
電子レンジがビタミン類の損失が特別に大きい調理方法である
という科学的なデータは私の知る限りありません。
調理時における、ビタミンの損失理由としましては、
1) ビタミンの熱などによる分解
2) 煮汁などへの溶出
の二つがあります。
電子レンジで調理しますと 2) がほとんどありませんので、
場合によっては他の調理法より損失が少ない場合も考えられます。
調理法にこれは良くて、これは悪いと言うものはありません。
生野菜の場合、ビタミン類の調理損失はありませんが、
良く噛んでから食べなければ消化が不足し、
栄養成分が充分吸収されない可能性も考えられます。
「食生活指針」に
「主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」として
「調理方法が偏らないようにしましょう 」
と書いてありますように、
色々な調理法でバランス良くおいしく食べることが
とても大切だと私は考えます。
竹林 純
という科学的なデータは私の知る限りありません。
調理時における、ビタミンの損失理由としましては、
1) ビタミンの熱などによる分解
2) 煮汁などへの溶出
の二つがあります。
電子レンジで調理しますと 2) がほとんどありませんので、
場合によっては他の調理法より損失が少ない場合も考えられます。
調理法にこれは良くて、これは悪いと言うものはありません。
生野菜の場合、ビタミン類の調理損失はありませんが、
良く噛んでから食べなければ消化が不足し、
栄養成分が充分吸収されない可能性も考えられます。
「食生活指針」に
「主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」として
「調理方法が偏らないようにしましょう 」
と書いてありますように、
色々な調理法でバランス良くおいしく食べることが
とても大切だと私は考えます。
竹林 純
[ 栄養 ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 08-Jun-2011 14:04 (3994 reads)
練り製品は結合組織が取り除かれているため、消化吸収率は生鮮食品より高いと考えられます。
データとしては、生鮮魚介類のたんぱく質の消化吸収率が30%であった場合、市販のかまぼこでは40?50%であったとされています。
この試験は、機械で粉砕した食品(よく噛んだ状態を想定)を用い、動物試験により消化吸収率をもとめたものです。
石見佳子
データとしては、生鮮魚介類のたんぱく質の消化吸収率が30%であった場合、市販のかまぼこでは40?50%であったとされています。
この試験は、機械で粉砕した食品(よく噛んだ状態を想定)を用い、動物試験により消化吸収率をもとめたものです。
石見佳子
妊娠可能な女性の葉酸摂取(食事以外)はなぜサプリメントからなのですか。胎児への影響を考えると食事からでは足りないと考えられるなら、医薬品で摂るべきでお医者さんから処方してもらうべきものではないですか。
[ 栄養 ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 01-Jun-2011 18:45 (1227 reads)
管理人です。
その通りです。もともとサプリメントで摂取するという臨床試験の結果を受けてこの推奨があるのですが、厳密な臨床試験では、多くの場合医薬品としての葉酸を用いているはずです。
以前研究所にいて葉酸のページを運営していた産婦人科の瀧本先生は、つねに医薬品を勧めていました。
https://www.niph.go.jp/soshiki/shogai/yousan/index.html
上記のページから瀧本先生にメールすればもっと正確な情報を教えてもらえると思います。
廣田晃一
その通りです。もともとサプリメントで摂取するという臨床試験の結果を受けてこの推奨があるのですが、厳密な臨床試験では、多くの場合医薬品としての葉酸を用いているはずです。
以前研究所にいて葉酸のページを運営していた産婦人科の瀧本先生は、つねに医薬品を勧めていました。
https://www.niph.go.jp/soshiki/shogai/yousan/index.html
上記のページから瀧本先生にメールすればもっと正確な情報を教えてもらえると思います。
廣田晃一
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 10-May-2011 13:52 (2031 reads)
食事摂取基準研究室スタッフです。ご質問を拝見いたしました。
食物繊維は、現在においても、その定義が国内外の組織間で少しずつ異なっております。
また、ご指摘の通り、不溶性・水溶性等の性質の違いがあり,体内挙動,生体への影響が異なることが報告されています.これまでに、食物繊維の性質と疾病との関係については,動物を対象とした実験で多くの報告がされています。しかし,ヒトを対象とした研究については,現在においても報告数が限られており、統一した見解は得られておりません。
食事摂取基準では、食物繊維の総量の摂取不足が心筋梗塞等の生活習慣病の発症に関連するという報告1-3が多いことから、生活習慣病の一次予防を目的とした“目標量”を策定しています。現段階では、性質まで考慮して基準値を策定できる根拠は十分ではありません.
H17年および18年国民健康・栄養調査では、現在の国民の食物摂取量中央値は男性12.3-16.3g/日,女性11.8-16.1g/日ということを考えても,まずは生活習慣病予防の観点から食物繊維総量として摂取量を増加させることを目指していただきたいと考えております.
参考までに、当研究所で公開しております「健康食品」の安全性・有効性情報( https://hfnet.nih.go.jp/ )の素材情報データベースでは、下記の報告が掲載されています。
不溶性食物繊維の1つであるイヌリンは,血清総コレステロールおよび中性脂肪を減少させ,腸内細菌環境を改善させたという報告4がある一方で,血中脂質への影響は認められず,むしろ胃腸不快感が増えたという報告5があります.また,水溶性食物繊維の1つであるグルコマンナンでは,血糖値上昇を抑制したという報告6や,カラギーナン摂取による総コレステロールおよび中性脂肪値低下報告7がある一方で,消化器系への障害も報告されています8.
以上、ご参考になれば幸いです。
参考文献
1. Pereira MA et al. Arch Intern Med 2004 164: 370-376
2. Park Y et al. JAMA. 2005 294: 2849-2857
3. Dukas L et al. Am J Gastroenterol. 2003 98: 1790-1796
4. Brighenti F et al. Eur J Clin Nutr.1999 53 :726-733
5. Pedersen A et al. Br J Nutr 1997 78: 215-222
6. 奥恒行他.日本栄養・食糧学会誌.1983 36: 301-303
7. Panlasigui LN et al. Asia Pac J Clin Nutr 2003 12: 209-214
8. Pharmacist’s Letter/Prescriber’s letter Natural Medicine Comprehensive Database 2006
食物繊維は、現在においても、その定義が国内外の組織間で少しずつ異なっております。
また、ご指摘の通り、不溶性・水溶性等の性質の違いがあり,体内挙動,生体への影響が異なることが報告されています.これまでに、食物繊維の性質と疾病との関係については,動物を対象とした実験で多くの報告がされています。しかし,ヒトを対象とした研究については,現在においても報告数が限られており、統一した見解は得られておりません。
食事摂取基準では、食物繊維の総量の摂取不足が心筋梗塞等の生活習慣病の発症に関連するという報告1-3が多いことから、生活習慣病の一次予防を目的とした“目標量”を策定しています。現段階では、性質まで考慮して基準値を策定できる根拠は十分ではありません.
H17年および18年国民健康・栄養調査では、現在の国民の食物摂取量中央値は男性12.3-16.3g/日,女性11.8-16.1g/日ということを考えても,まずは生活習慣病予防の観点から食物繊維総量として摂取量を増加させることを目指していただきたいと考えております.
参考までに、当研究所で公開しております「健康食品」の安全性・有効性情報( https://hfnet.nih.go.jp/ )の素材情報データベースでは、下記の報告が掲載されています。
不溶性食物繊維の1つであるイヌリンは,血清総コレステロールおよび中性脂肪を減少させ,腸内細菌環境を改善させたという報告4がある一方で,血中脂質への影響は認められず,むしろ胃腸不快感が増えたという報告5があります.また,水溶性食物繊維の1つであるグルコマンナンでは,血糖値上昇を抑制したという報告6や,カラギーナン摂取による総コレステロールおよび中性脂肪値低下報告7がある一方で,消化器系への障害も報告されています8.
以上、ご参考になれば幸いです。
参考文献
1. Pereira MA et al. Arch Intern Med 2004 164: 370-376
2. Park Y et al. JAMA. 2005 294: 2849-2857
3. Dukas L et al. Am J Gastroenterol. 2003 98: 1790-1796
4. Brighenti F et al. Eur J Clin Nutr.1999 53 :726-733
5. Pedersen A et al. Br J Nutr 1997 78: 215-222
6. 奥恒行他.日本栄養・食糧学会誌.1983 36: 301-303
7. Panlasigui LN et al. Asia Pac J Clin Nutr 2003 12: 209-214
8. Pharmacist’s Letter/Prescriber’s letter Natural Medicine Comprehensive Database 2006
[ その他 ]
Requested and Answered by ゲスト on 03-May-2011 10:02 (2130 reads)
A.A. Ganpule(ガンプール)さんは、当研究所の「若手外国人研究者招へい制度」により、2005年に数カ月にわたって、インドから留学していた女性です。
その間に、2001年からその時点までに、当研究所のヒューマンカロリメーター等で蓄積していた睡眠時代謝量や基礎代謝量のデータをまとめて解析し、第一著者として論文にしてもらいました。
そういう経緯ですので、論文の対象としたのは、当研究所のヒューマンカロリメーターの被験者となっていただいた、首都圏在住の成人男女です。
健康増進研究部
エネルギー代謝研究室長
田中茂穂
その間に、2001年からその時点までに、当研究所のヒューマンカロリメーター等で蓄積していた睡眠時代謝量や基礎代謝量のデータをまとめて解析し、第一著者として論文にしてもらいました。
そういう経緯ですので、論文の対象としたのは、当研究所のヒューマンカロリメーターの被験者となっていただいた、首都圏在住の成人男女です。
健康増進研究部
エネルギー代謝研究室長
田中茂穂