よくある質問(FAQ)
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よくある質問と回答をまとめてあります。ご質問があるときは、ここではなくメインフォーラムにお願いします。
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 06-Dec-2011 13:04 (952 reads)
公定法に関しては、参考書も多数発行されております。
○四訂 早わかり栄養表示基準 解説とQ&A、ISBN: 9784805834657
https://www.chuohoki.jp/ebooks/commodity_param/shc/0/cmc/3465
○食品衛生検査指針 理化学編、ISBN: 9784889250039
https://shokuei.open365.jp/Products.28.aspx
上記のものは、公定法についてが記載されております。
下記のものは、公定法の他、汎用分析法や解説も記載されております。
今回いただきましたご質問に関しても、一部は対応可能ですので、ご参考にされてみては如何でしょうか。
食品保健機能研究部 松本 輝樹
○四訂 早わかり栄養表示基準 解説とQ&A、ISBN: 9784805834657
https://www.chuohoki.jp/ebooks/commodity_param/shc/0/cmc/3465
○食品衛生検査指針 理化学編、ISBN: 9784889250039
https://shokuei.open365.jp/Products.28.aspx
上記のものは、公定法についてが記載されております。
下記のものは、公定法の他、汎用分析法や解説も記載されております。
今回いただきましたご質問に関しても、一部は対応可能ですので、ご参考にされてみては如何でしょうか。
食品保健機能研究部 松本 輝樹
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 06-Dec-2011 11:37 (2174 reads)
必須栄養素という考え方は、必ずしも決まった定義があるわけではありません。そのため、食事摂取基準でも国によって掲載されている項目が異なっています。
ご指摘の栄養素では、フッ素は日本の食事摂取基準では記載されていませんが、アメリカの食事摂取基準では扱われています。
コバルトはビタミンB12の構成成分で、悪性貧血を防ぐ働きがあるために、貧血の治療薬として使用されることがあります。
コバルトは、ビタミンB12を含む食品から摂取できるため、
ビタミンB12が不足していなければ、コバルト不足は考えられないでしょう。
また、硫黄はアミノ酸の構成成分で、たんぱく質摂取不足がなければ硫黄が不足することは考えにくいです。ですので、欠乏症状の有無というより、通常の食品の摂取、あるいはビタミンB12やたんぱく質摂取量が考慮された状態では、欠乏の状態になることの方が
考えられないといえます。
栄養教育研究部 高田
ご指摘の栄養素では、フッ素は日本の食事摂取基準では記載されていませんが、アメリカの食事摂取基準では扱われています。
コバルトはビタミンB12の構成成分で、悪性貧血を防ぐ働きがあるために、貧血の治療薬として使用されることがあります。
コバルトは、ビタミンB12を含む食品から摂取できるため、
ビタミンB12が不足していなければ、コバルト不足は考えられないでしょう。
また、硫黄はアミノ酸の構成成分で、たんぱく質摂取不足がなければ硫黄が不足することは考えにくいです。ですので、欠乏症状の有無というより、通常の食品の摂取、あるいはビタミンB12やたんぱく質摂取量が考慮された状態では、欠乏の状態になることの方が
考えられないといえます。
栄養教育研究部 高田
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 06-Dec-2011 11:35 (912 reads)
必ず摂取しなければならないとはいえません。
プリン体自体は体内で生合成されるので、食事からの摂取がないから、体内に存在しないわけではありません。
一方で、プリン体は細胞中の核酸を構成する成分で、多くの食品に含まれれるため、普通の食事をしていて、1日の摂取量が1mg以下というのは難しいでしょう。
栄養教育研究部 高田
プリン体自体は体内で生合成されるので、食事からの摂取がないから、体内に存在しないわけではありません。
一方で、プリン体は細胞中の核酸を構成する成分で、多くの食品に含まれれるため、普通の食事をしていて、1日の摂取量が1mg以下というのは難しいでしょう。
栄養教育研究部 高田
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 06-Dec-2011 09:41 (3673 reads)
最近では、給食管理における栄養計算では、調理による栄養素の損失を考慮していないようです。国民健康栄養調査における計算では、調理後重量が測定されており、成分表に調理後の値が掲載されているものについては、調理後の成分表値を使用しています。また、生重量で計測されたものについては、調理による重量変化を換算の上、調理コードを用いて対応しています。調理コードは、各種の資料から調理による栄養素の損失を考慮した係数を成分表における生食品の成分値に乗じるようにしています。なお、比較的新しい文献としては、栄養学雑誌2003年61巻251?262ページ、渡邉らによる「五訂成分表収載食品の調理による成分変化率表」が参考になると思います。
栄養教育研究部 高田
栄養教育研究部 高田
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 25-Nov-2011 10:27 (1084 reads)
ご質問にお答えします。
整腸目的での乳酸菌の接種量についてのご質問ということで,特にプロバイオティクス乳酸菌の摂取量についてご説明致します。
プロバイオティクスとは,現在「ヒトや動物に投与した際に,腸内菌叢の改善効果によって宿主の健康に好影響を与える生きた一種,もしくは混合微生物」とされています。乳酸菌の中でも胃酸や胆汁酸といった各種消化液に耐性を有する菌株が,生きたまま腸管に到達し,整腸作用を示すと考えられています。これまでにいくつかの菌株で整腸作用が調べられ科学的に証明されています。こうした乳酸菌の場合でも一日約百億個程度の摂取が必要なようです。市販の発酵乳中には1mlあたり一千万個の乳酸菌を含めることが規定されておりますので,プロバイオティクス乳酸菌で調製した発酵乳製品を一日500mlほど摂取する必要があります。また,一日だけでなく,毎日摂取する必要があります。
ちなみに,発酵乳自体にも整腸作用は認められているため,プロバイオティクス乳酸菌を含まない発酵乳でも整腸作用が期待できます。また,効果には個人差があるため,整腸作用を示すための必要乳酸菌摂取量を決めることは難しいのですが,あくまで目安としては上記の一日百億個程度と考えられます。
乳酸菌の概要について学ぶには,以下の書籍をお薦めします。前者は微生物学的な知見を含む書籍です。後者は食品としての乳酸菌に焦点を当てたものです。
「乳酸菌の科学と技術」 乳酸菌研究集談会 編 学会出版センター (1996)
「発酵乳の科学―乳酸菌の機能と保健効果」 細野明義 編 アイケイコーポレーション (2002)
(独)国立健康・栄養研究所
津田治敏・石見佳子
整腸目的での乳酸菌の接種量についてのご質問ということで,特にプロバイオティクス乳酸菌の摂取量についてご説明致します。
プロバイオティクスとは,現在「ヒトや動物に投与した際に,腸内菌叢の改善効果によって宿主の健康に好影響を与える生きた一種,もしくは混合微生物」とされています。乳酸菌の中でも胃酸や胆汁酸といった各種消化液に耐性を有する菌株が,生きたまま腸管に到達し,整腸作用を示すと考えられています。これまでにいくつかの菌株で整腸作用が調べられ科学的に証明されています。こうした乳酸菌の場合でも一日約百億個程度の摂取が必要なようです。市販の発酵乳中には1mlあたり一千万個の乳酸菌を含めることが規定されておりますので,プロバイオティクス乳酸菌で調製した発酵乳製品を一日500mlほど摂取する必要があります。また,一日だけでなく,毎日摂取する必要があります。
ちなみに,発酵乳自体にも整腸作用は認められているため,プロバイオティクス乳酸菌を含まない発酵乳でも整腸作用が期待できます。また,効果には個人差があるため,整腸作用を示すための必要乳酸菌摂取量を決めることは難しいのですが,あくまで目安としては上記の一日百億個程度と考えられます。
乳酸菌の概要について学ぶには,以下の書籍をお薦めします。前者は微生物学的な知見を含む書籍です。後者は食品としての乳酸菌に焦点を当てたものです。
「乳酸菌の科学と技術」 乳酸菌研究集談会 編 学会出版センター (1996)
「発酵乳の科学―乳酸菌の機能と保健効果」 細野明義 編 アイケイコーポレーション (2002)
(独)国立健康・栄養研究所
津田治敏・石見佳子