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食事摂取基準のn-3系脂肪酸の「基本的な考え方」で、n-3系脂肪酸は血中中性脂肪を下げると書かれていますが、n-3系脂肪酸は血中LDLコレステロールは下げないのですか?血中LDLコレステロールを直接減らすには、飽和脂肪酸を減らすしかないということですか?
Requested and Answered by ゲスト on 28-Jun-2011 12:53 (1788 reads)
n-3系脂肪酸を摂取しても、血中LDLコレステロール値は下がりません。EPAやDHAは肝臓中のHMG-CoAレダクターゼ発現量を減少させ、コレステロール生成量を低下させ、血中LDLコレステロール値を減少するように働きますが、肝臓でのLDL-レセプター発現量も低下させるため血中LDLコレステロールを増加させるように働くためです。

 血中LDLコレステロール値を減らすには、HMG-CoAレダクターゼ阻害剤(スタチン)を服用することが効果的ですが、生活習慣を変えること、すなわち飽和脂肪酸、トランス脂肪酸の摂取量を減らす、運動量を増加させる、肥満を解消させることによっても低下できる場合があります。

2005年版食事摂取基準の58ページに「高コレステロール血症者への対応に関する基本的な考え方」が記載してあります(2010年版ではスペースの関係で除かれました)。詳しくはこの章を参考にしてください。

江崎治


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