よくある質問(FAQ)
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よくある質問と回答をまとめてあります。ご質問があるときは、ここではなくメインフォーラムにお願いします。
2年前に国内の出版社(22社)に問い合わせたところ、14社から回答をいただきました。
転載不可 5社
有償で可 5社
署名捺印した依頼文書を郵送の上で判断 2社
非営利サイトなら基本的に可 2社
英語圏の学術出版社には、最近1社に別の用件で問い合わせ(日本語訳を載せてもいいかという)たところ、サイトに置く年間使用料は原文でも翻訳でも1篇につき$200とのことでした。国内の場合1ページあたり0.5-2万円というところが相場のようですので、1篇につき平均4ページとして2-8万円という計算になります。
というわけで、組織的にするとなると、それなりの予算と手間がかかることがわかり、今のところ実現のめどはたっていません。
転載不可 5社
有償で可 5社
署名捺印した依頼文書を郵送の上で判断 2社
非営利サイトなら基本的に可 2社
英語圏の学術出版社には、最近1社に別の用件で問い合わせ(日本語訳を載せてもいいかという)たところ、サイトに置く年間使用料は原文でも翻訳でも1篇につき$200とのことでした。国内の場合1ページあたり0.5-2万円というところが相場のようですので、1篇につき平均4ページとして2-8万円という計算になります。
というわけで、組織的にするとなると、それなりの予算と手間がかかることがわかり、今のところ実現のめどはたっていません。
[ 運動 ]
Requested and Answered by ゲスト on 08-Dec-2008 17:21 (4373 reads)
目的によると思います。生活習慣病予防のため、減量のため、降圧のためなどであれば、どちらでもかまいません。なぜなら、エネルギーの出納を生み出したり、心臓や血管の適応を誘発するのに運動と食事の順番は影響しないからです。ただし、糖尿病の治療もしくは糖尿病の合併症を予防するために血糖値をコントロールしたいということであれば、食事の後に運動をした方が良いでしょう。なぜなら、食後の急激な血糖値の増加を、運動に伴う筋収縮が抑制し、無駄なインスリンの分泌を抑制するからです。
運動前にカフェインを飲むと脂肪燃焼が増えるということを示した論文はいくつかありますが、脂肪燃焼の観察を短時間の運動時のみに行ったものしかありません。しかし、脂肪燃焼については運動後も続くわけで、運動後丸一日などのように長時間にわたって脂肪燃焼が増えるか否かについては明らかにされていません。カフェインを取るために,砂糖やミルクの入ったカロリーの多いコーヒーを飲むのは、ナンセンスですし。効果の有無について結論を出すのには、もう少しエビデンスの蓄積が欲しいところです。
【宮地元彦】
運動前にカフェインを飲むと脂肪燃焼が増えるということを示した論文はいくつかありますが、脂肪燃焼の観察を短時間の運動時のみに行ったものしかありません。しかし、脂肪燃焼については運動後も続くわけで、運動後丸一日などのように長時間にわたって脂肪燃焼が増えるか否かについては明らかにされていません。カフェインを取るために,砂糖やミルクの入ったカロリーの多いコーヒーを飲むのは、ナンセンスですし。効果の有無について結論を出すのには、もう少しエビデンスの蓄積が欲しいところです。
【宮地元彦】
[ 栄養 ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 05-Dec-2008 09:48 (458 reads)
[ 栄養 ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 06-Nov-2008 14:25 (2390 reads)
英国健康図書館のウェブサイトで、低炭水化物食に関するシステマティック・レビューがいくつか紹介されています。
減量に関しては、
●カロリー制限付きの低炭水化物食は、カロリー制限付き低脂肪食の減量効果と同程度。(1)
●低炭水化物食による減量効果は、炭水化物の摂取量の制限によるものではなく、カロリー制限によるもの。(2)
●低炭水化物食を90日以上続けたり、一日20g以下の極端な炭水化物摂取制限が危険という十分な証拠はまだない。(2)
また、糖尿病の食事療法としての低炭水化物食に関して、効果や安全性はまだ証拠が不十分(2)とされており、今後の研究が待たれます。
[参考文献]
1. Nordmann A J, Nordmann A, Briel M, Keller U, Yancy W S, Brehm B J, Bucher H C. Effects of low-carbohydrate vs low-fat diets on weight loss and cardiovascular risk factors: a meta-analysis of randomized controlled trials. Archives of Internal Medicine, 2006; 166(3): 285-293
2. Bravata D M, Sanders L, Huang J, Krumholz H M, Olkin I, Gardner C D, Bravata D M. Efficacy and safety of low-carbohydrate diets: a systematic review. JAMA, 2003; 289(14): 1837-1850
英国国立図書館ウェブサイト内栄養療法・特別食に関する文献レビュー集:https://www.library.nhs.uk/cam/SearchResults.aspx?tabID=289&catID=12531
減量に関しては、
●カロリー制限付きの低炭水化物食は、カロリー制限付き低脂肪食の減量効果と同程度。(1)
●低炭水化物食による減量効果は、炭水化物の摂取量の制限によるものではなく、カロリー制限によるもの。(2)
●低炭水化物食を90日以上続けたり、一日20g以下の極端な炭水化物摂取制限が危険という十分な証拠はまだない。(2)
また、糖尿病の食事療法としての低炭水化物食に関して、効果や安全性はまだ証拠が不十分(2)とされており、今後の研究が待たれます。
[参考文献]
1. Nordmann A J, Nordmann A, Briel M, Keller U, Yancy W S, Brehm B J, Bucher H C. Effects of low-carbohydrate vs low-fat diets on weight loss and cardiovascular risk factors: a meta-analysis of randomized controlled trials. Archives of Internal Medicine, 2006; 166(3): 285-293
2. Bravata D M, Sanders L, Huang J, Krumholz H M, Olkin I, Gardner C D, Bravata D M. Efficacy and safety of low-carbohydrate diets: a systematic review. JAMA, 2003; 289(14): 1837-1850
英国国立図書館ウェブサイト内栄養療法・特別食に関する文献レビュー集:https://www.library.nhs.uk/cam/SearchResults.aspx?tabID=289&catID=12531
まず、エンプティカロリー(空疎なカロリー)というのは、英語本来の用法では、精製糖のようなカロリーだけでビタミン、ミネラルなどの他の栄養素をほとんど含まない食品のことを意味しています。
アルコール飲料の種類によっても多少の違いはありますが、この意味では、明らかにアルコールはエンプティカロリーです。
けれども、質問者の意図しているのは、おそらく「アルコールはカロリーにならないのか?」ということだと思いますので、それにお答えします。
アルコールは、糖質のような栄養素のひとつとしてエネルギーを産生する(カロリーがある)とともに、毒物の一種として薬物代謝酵素によって代謝されます。一般に、日常的にアルコールを飲まないヒトでは薬物代謝酵素が活性化していないので栄養素としてエネルギーになり、逆に毎日アルコールを飲むヒトでは、速やかに薬物代謝酵素で代謝されてしまうと考えられます。この両者を極端なケースとして、ほとんどのヒトはこの中間状態のどこかに位置すると考えられます。
したがって、アルコールが、この質問の意図するエンプティカロリーであるかどうかは、飲むヒトによって異なることになる、というのが研究者の一般的な見方だと思います。これについて実際にヒトを対象に、摂取カロリーの一部をアルコールに代えるとどうなるかという実験の結果がいくつか報告されていますが、かならずしも一致した結果をしめしていないようです。これはアルコール代謝の個人差が大きいためと思われます。
余剰のエネルギーは主として中性脂肪になるので、肥満のヒトは体中に脂肪を持っているわけです。ただし、アルコールがすべてそうなるのかはわかりません。
食事とアルコールを同時に摂取すれば、アルコールは胃から吸収されますので、食事が小腸に達する前に消費されることになります。優先してというわけではなく、単に吸収が速いからだと思います。
【廣田晃一】
アルコール飲料の種類によっても多少の違いはありますが、この意味では、明らかにアルコールはエンプティカロリーです。
けれども、質問者の意図しているのは、おそらく「アルコールはカロリーにならないのか?」ということだと思いますので、それにお答えします。
アルコールは、糖質のような栄養素のひとつとしてエネルギーを産生する(カロリーがある)とともに、毒物の一種として薬物代謝酵素によって代謝されます。一般に、日常的にアルコールを飲まないヒトでは薬物代謝酵素が活性化していないので栄養素としてエネルギーになり、逆に毎日アルコールを飲むヒトでは、速やかに薬物代謝酵素で代謝されてしまうと考えられます。この両者を極端なケースとして、ほとんどのヒトはこの中間状態のどこかに位置すると考えられます。
したがって、アルコールが、この質問の意図するエンプティカロリーであるかどうかは、飲むヒトによって異なることになる、というのが研究者の一般的な見方だと思います。これについて実際にヒトを対象に、摂取カロリーの一部をアルコールに代えるとどうなるかという実験の結果がいくつか報告されていますが、かならずしも一致した結果をしめしていないようです。これはアルコール代謝の個人差が大きいためと思われます。
余剰のエネルギーは主として中性脂肪になるので、肥満のヒトは体中に脂肪を持っているわけです。ただし、アルコールがすべてそうなるのかはわかりません。
食事とアルコールを同時に摂取すれば、アルコールは胃から吸収されますので、食事が小腸に達する前に消費されることになります。優先してというわけではなく、単に吸収が速いからだと思います。
【廣田晃一】