よくある質問(FAQ)
Welcome to the よくある質問(FAQ)
よくある質問と回答をまとめてあります。ご質問があるときは、ここではなくメインフォーラムにお願いします。
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 18-May-2009 09:39 (1494 reads)
お腹をこわす。
頭が痛くなる(アイスクリーム頭痛)
https://www.mayoclinic.com/health/ice-cream-headaches/DS00640
日本語で公的なサイトが見つからなかったので、上のURLはアメリカのメイヨークリニックのもの。
頭が痛くなる(アイスクリーム頭痛)
https://www.mayoclinic.com/health/ice-cream-headaches/DS00640
日本語で公的なサイトが見つからなかったので、上のURLはアメリカのメイヨークリニックのもの。
[ 栄養 ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 20-May-2009 10:49 (3880 reads)
管理人です。
肉のカロリー比較のページ
上のページ(Googleで「鶏肉 牛肉 比較」で検索)がわかりやすいと思います。地鶏の販売サイトのようですから、それなりに割り引いて考えるとして、あるいは確認するなら、機能性食品因子データベースという栄養研が管理運営しているサイトもあります(このデータベースは機能性因子だけでなく、普通の栄養素の値も全部入っていて、しかも多い少ないの順にワンクリックで並べ替えられるのでとても便利です)。
品種や部位による違いはありますが、鶏肉と牛肉(モツなど肉以外のものは除く)を全体的に比較すると、牛肉に比べて鶏肉には脂肪が比較的少ないようにみえます。牛肉にはサーロインやロースのように脂肪が多く含まれる部位がありますが、これが牛肉といったときにまっさきに思い浮かぶ部位であることは異論がないと思います。一方、鶏肉にはささみという低脂肪の部位があります(個人的には鶏肉というとこれを思い浮かべますが、それはさておき)し、もも肉もむね肉も皮なしなら低脂肪です。
これが、鶏肉が高たんぱく低脂肪といわれる理由だと思います。
次に、一般的に鶏肉がヘルシーといわれるのには、二つの理由が考えられます。
ひとつは、上記のような理由からで、高たんぱく低脂肪だからです。もちろん、もも肉どうしを厳密に比較した結果ではないと思います。通常いちばんよく食べると思われる部位で各々の肉を代表させて比較しただけかもしれません。
二番目の理由は、いわゆる赤肉(日本語で赤身というと脂身の少ない肉を意味しますが、ここでは文字通り生の状態で赤い肉のことです)と白肉の比較です。見た目のとおり、牛肉、豚肉は赤肉、鶏肉は白肉に分類されます。
疫学研究において、赤肉と疾病リスクの関係が多く報告されています。赤肉は疾病リスクを高めると考えられるのです。その理由ははっきりわかっているわけではありません。可能性のひとつとして、赤肉には飽和脂肪酸が多く、白肉には不飽和脂肪酸が多い(両方とも相対的にという意味です)から、という仮説があります。これは脂肪酸の種類によって疾病リスクが変わるという考え方に合致するもので、現在では広く受け入れられています。
これはもも肉どうしを比較した場合にも成り立ちます。脂肪が多いか、カロリーが多いかは、関係ありません。つまり、鶏肉が脂肪が多くカロリーが高いものだとしても、その脂肪組成が「ヘルシー」だと考えられるということです。
ただし、以上の考察は鶏肉をヘルシーというヒトの気持ちを推測しただけのことですのでご注意ください。筆者の個人的な意見とは関係ありません。そもそも「ヘルシー」とは何を意味するのでしょうか。
ウィキペディアの「赤肉(英語)」の項参照のこと。
肉のカロリー比較のページ
上のページ(Googleで「鶏肉 牛肉 比較」で検索)がわかりやすいと思います。地鶏の販売サイトのようですから、それなりに割り引いて考えるとして、あるいは確認するなら、機能性食品因子データベースという栄養研が管理運営しているサイトもあります(このデータベースは機能性因子だけでなく、普通の栄養素の値も全部入っていて、しかも多い少ないの順にワンクリックで並べ替えられるのでとても便利です)。
品種や部位による違いはありますが、鶏肉と牛肉(モツなど肉以外のものは除く)を全体的に比較すると、牛肉に比べて鶏肉には脂肪が比較的少ないようにみえます。牛肉にはサーロインやロースのように脂肪が多く含まれる部位がありますが、これが牛肉といったときにまっさきに思い浮かぶ部位であることは異論がないと思います。一方、鶏肉にはささみという低脂肪の部位があります(個人的には鶏肉というとこれを思い浮かべますが、それはさておき)し、もも肉もむね肉も皮なしなら低脂肪です。
これが、鶏肉が高たんぱく低脂肪といわれる理由だと思います。
次に、一般的に鶏肉がヘルシーといわれるのには、二つの理由が考えられます。
ひとつは、上記のような理由からで、高たんぱく低脂肪だからです。もちろん、もも肉どうしを厳密に比較した結果ではないと思います。通常いちばんよく食べると思われる部位で各々の肉を代表させて比較しただけかもしれません。
二番目の理由は、いわゆる赤肉(日本語で赤身というと脂身の少ない肉を意味しますが、ここでは文字通り生の状態で赤い肉のことです)と白肉の比較です。見た目のとおり、牛肉、豚肉は赤肉、鶏肉は白肉に分類されます。
疫学研究において、赤肉と疾病リスクの関係が多く報告されています。赤肉は疾病リスクを高めると考えられるのです。その理由ははっきりわかっているわけではありません。可能性のひとつとして、赤肉には飽和脂肪酸が多く、白肉には不飽和脂肪酸が多い(両方とも相対的にという意味です)から、という仮説があります。これは脂肪酸の種類によって疾病リスクが変わるという考え方に合致するもので、現在では広く受け入れられています。
これはもも肉どうしを比較した場合にも成り立ちます。脂肪が多いか、カロリーが多いかは、関係ありません。つまり、鶏肉が脂肪が多くカロリーが高いものだとしても、その脂肪組成が「ヘルシー」だと考えられるということです。
ただし、以上の考察は鶏肉をヘルシーというヒトの気持ちを推測しただけのことですのでご注意ください。筆者の個人的な意見とは関係ありません。そもそも「ヘルシー」とは何を意味するのでしょうか。
ウィキペディアの「赤肉(英語)」の項参照のこと。
[ 栄養 ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 26-Feb-2009 22:35 (2137 reads)
水は生きていくのに欠くことができない物質です。しかし病原性細菌や毒物、有機物なども含まれることがあります。伏流水などは比較的それらのものは少なく、ミネラルが豊富なものもあります。
水道水は河川から引いた水を浄水施設で浄化し、また、最近では、有機物を活性炭などを通して吸着させ、最後に塩素で殺菌し、水道管を通って家庭などに配給されています。簡易水道は地下水を汲み上げただけのものもあります。
しかし、家庭に届けられた水に病原性微生物が混入されていない保障はありません。したがって、水を沸騰させて飲むことの第一義は煮沸により病原性微生物を排除することです。
煮沸は、水中に溶けている炭酸ガスなどを駆逐する働きもありますので、煮沸前後の水道水を飲み比べてみてください。
水を100度にして塩素(ガス)も飛ぶと思いますが、塩素ガスを排除するために、最近は家庭用浄水装置が出回っています。
煮沸の意義の詳細はよく判りませんが、アジアや東南アジアに旅したときなどは、生水は飲用しないことになっています。
水道水は河川から引いた水を浄水施設で浄化し、また、最近では、有機物を活性炭などを通して吸着させ、最後に塩素で殺菌し、水道管を通って家庭などに配給されています。簡易水道は地下水を汲み上げただけのものもあります。
しかし、家庭に届けられた水に病原性微生物が混入されていない保障はありません。したがって、水を沸騰させて飲むことの第一義は煮沸により病原性微生物を排除することです。
煮沸は、水中に溶けている炭酸ガスなどを駆逐する働きもありますので、煮沸前後の水道水を飲み比べてみてください。
水を100度にして塩素(ガス)も飛ぶと思いますが、塩素ガスを排除するために、最近は家庭用浄水装置が出回っています。
煮沸の意義の詳細はよく判りませんが、アジアや東南アジアに旅したときなどは、生水は飲用しないことになっています。
[ 保健指導(食事) ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 27-Feb-2009 13:49 (8534 reads)
【質問全文】
「産業保健21」の1月号(第55号)にHDLコレステロール低値の場合の問題点として、飽和脂肪酸過剰があげられていました。飽和脂肪酸を摂りすぎると必ずHDLは下がるのですか?この根拠を知りたいのですが、詳しい文献等ありましたら、教えて下さい。またHDLコレステロール低値の場合の栄養指導は魚油のすすめが一般的ですが、HDLを上げる確実な方法として本当に有効なのか疑問です。併せて文献を教えていただければうれしいです。
【回答】
江崎らの総説(日本栄養・食糧学会誌58巻2号69-83(2005))に、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸を各々与えた場合の血中LDL-コレステロールとHDL-コレステロールの変化を、80論文からまとめたメタ分析の結果図が引用されています。
それによると、3種のいずれの脂肪酸も、血中HDL-コレステロールを下げる効果はないようです。
しかし、飽和脂肪酸では、LDL-コレステロールが上がり、多価不飽和脂肪酸では、下がることから、相対的にHDL-コレステロールはLDL-コレステロールに対して飽和脂肪酸では下がり、多価不飽和脂肪酸では上がるということです。この場合不飽和脂肪酸を魚油と読み替えれば、そのままご質問の回答になるかと思います。
「産業保健21」の1月号(第55号)にHDLコレステロール低値の場合の問題点として、飽和脂肪酸過剰があげられていました。飽和脂肪酸を摂りすぎると必ずHDLは下がるのですか?この根拠を知りたいのですが、詳しい文献等ありましたら、教えて下さい。またHDLコレステロール低値の場合の栄養指導は魚油のすすめが一般的ですが、HDLを上げる確実な方法として本当に有効なのか疑問です。併せて文献を教えていただければうれしいです。
【回答】
江崎らの総説(日本栄養・食糧学会誌58巻2号69-83(2005))に、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸を各々与えた場合の血中LDL-コレステロールとHDL-コレステロールの変化を、80論文からまとめたメタ分析の結果図が引用されています。
それによると、3種のいずれの脂肪酸も、血中HDL-コレステロールを下げる効果はないようです。
しかし、飽和脂肪酸では、LDL-コレステロールが上がり、多価不飽和脂肪酸では、下がることから、相対的にHDL-コレステロールはLDL-コレステロールに対して飽和脂肪酸では下がり、多価不飽和脂肪酸では上がるということです。この場合不飽和脂肪酸を魚油と読み替えれば、そのままご質問の回答になるかと思います。
[ 運動 ]
Requested and Answered by ゲスト on 23-Jan-2009 21:21 (3693 reads)
一般に、レジスタンストレーニングによって、基礎代謝量は増加します。
実は、骨格筋自体は、安静時のエネルギー消費量は多くありません(13kcal/kg/日)が、概して、骨格筋や内臓などの「除脂肪量」(約30kcal/kg/日)が増えると、基礎代謝量も増加します。
そのため、体幹や脚部の大きな筋肉を中心に8?10種目程度を、週に3回程度ずつ実施するのが、有効です。
しかし、そうは言っても、一般に3ヶ月から半年の筋トレで増えるのはせいぜい2kg程度です。
基礎代謝量が増加する量については、報告によって差が大きいのは事実ですが、一般に、除脂肪量相当(約30kcal/kg/日)前後か、それより若干大きくて?50kcal/kg/日程度ではないかと考えられています。
国立健康・栄養研究所
健康増進プログラム
エネルギー代謝プロジェクトリーダー
田中茂穂
実は、骨格筋自体は、安静時のエネルギー消費量は多くありません(13kcal/kg/日)が、概して、骨格筋や内臓などの「除脂肪量」(約30kcal/kg/日)が増えると、基礎代謝量も増加します。
そのため、体幹や脚部の大きな筋肉を中心に8?10種目程度を、週に3回程度ずつ実施するのが、有効です。
しかし、そうは言っても、一般に3ヶ月から半年の筋トレで増えるのはせいぜい2kg程度です。
基礎代謝量が増加する量については、報告によって差が大きいのは事実ですが、一般に、除脂肪量相当(約30kcal/kg/日)前後か、それより若干大きくて?50kcal/kg/日程度ではないかと考えられています。
国立健康・栄養研究所
健康増進プログラム
エネルギー代謝プロジェクトリーダー
田中茂穂