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各都道府県で健康日本21(第二次)と同様の内容で設定されている目標項目数

都道府県における健康増進計画について、各自治体のホームページ(2019年5月31日公表まで)から、目標設定状況についてまとめました。(1)

目標項目数が44項目より多い都道府県は、岩手県、栃木県、群馬県、千葉県、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、滋賀県、愛媛県、長崎県、鹿児島県の12県。
目標項目数が38~44項目の都道府県は、北海道、秋田県、富山県、福井県、岐阜県、愛知県、奈良県、和歌山県、山口県、徳島県、福岡県、佐賀県、沖縄県の13道県。
目標項目数が29~37項目の都道府県は、青森県、福島県、茨城県、三重県、大阪府、鳥取県、岡山県、広島県、香川県、熊本県、宮崎県の11府県。
目標項目数が29項目未満の都道府県は、宮城県、山形県、埼玉県、東京都、新潟県、石川県、京都府、兵庫県、島根県、高知県、大分県の11都府県でした。

目標項目数Best5

設定している目標項目の総数が多い都道府県Best5と同じ傾向でした。

設定している目標項目の総数が多い都道府県Best5
県名 健康増進計画の名称 項目数
群馬県 元気県ぐんま21(第2次) 60
愛媛県 第2次県民健康づくり計画「えひめ健康づくり21」 52
千葉県 健康ちば21 51
山梨県 健やか山梨21(第2次) 50
鹿児島県 健康かごしま21(平成25年度~平成34年度) 48

47都道府県全てで設定されていた項目

  • 食塩摂取量の減少

    高血圧、心疾患と関連(2,3)、心疾患は日本人の死因の第2位(4)のため重要と考えられている可能性あり

  • 野菜と果物の摂取量の増加

    野菜摂取量は、平成20~30年では有意な増減がみられなかった(5)ことが関連している可能性あり

  • 睡眠による休養を十分とれていない者の割合の減少

    健康日本21でも目標設定されているが、達成できず
    睡眠による休養を十分とれていない者の割合は、平成21~30年に有意に増加しており(5)重要な課題と考えられている可能性あり

  • 成人の喫煙率の減少(喫煙をやめたい者がやめる)

    2004年に「たばこの規制に関する世界保健機関枠組み条約」に署名し、喫煙・受動喫煙対策が強化されている

  1. Matsumoto M et al. Jpn J Nutr Diet. 2020 78 (3) 121-130
  2. Miura K et al. J Epidemiol. 2010. 20. 524-530.
  3. Umesawa M et al. An J Clin Nutr. 2008. 88. 195-202.
  4. 厚生労働省. 平成29年人口動態統計.
  5. 厚生労働省. 平成29年国民健康・栄養調査報告