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用語 |
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自動コード化法 |
対応英語 |
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automated coding method |
参考文献 |
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吉池信男、岩谷麻由子ほか: 国民栄養調査のデータ処理過程における過誤とその対策. 日本栄養・食糧学会誌. 1998;51(2):57-65. |
解説文 |
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食事調査から栄養素摂取量を算出するためには、食品成分表のデータベースを基にコンピュータ計算するソフトウェアが必要である。これらのコンピュータ処理には食品コード(食品を識別するもの、食品番号)と食品摂取重量を入力したデータファイルが必要である。算出原理はこのデータファイルを各食品の100g当たりの食品成分表にリンクさせ、食品ごとの栄養素摂取量を求め、個人が摂取したすべての食品を合計して1日分の栄養素等摂取量とする。この方法での最大の過誤は食品コードに関するものであると言われている。食品を食品名ではなく、直接数字入力にコード化するとそれを行う担当者の勘違いによる誤った食品への変換が生じる可能性も指摘されている。その対策として食品番号を入力すると食品名で置き換えられ、誤った食品番号をすぐに訂正できるといったソフトも開発されている。米国全国民健康・栄養調査(NHANES)では、食品番号表やマニュアルを参考せず、食品名で直接入力の方法が望ましいとされている。
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