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国民栄養調査
1  国民栄養調査の歴史と目的

国民栄養調査は、第二次世界大戦後の昭和20年に、各国から食料援助を受けるのに必要な基礎データを得るために、連合軍最高司令部(GHQ)の指令に基づいて実施されたのが始まりです。昭和27年には栄養改善法が制定され、法律に基づく調査として、国民の健康状態や栄養素摂取量を把握する役割を担うようになりました。その後、高度経済成長時代に、国民の食生活は様変わりし、栄養素摂取不足の問題から、生活習慣病との関連で過剰摂取や栄養素摂取の偏りがより大きな問題として認識されるようになりました。そこで、様々な項目(各種血液検査、飲酒、喫煙、運動習慣など)が追加され、国民の健康状態や生活習慣を把握し、国における健康増進対策や生活習慣病対策に不可欠な調査となっていいます。
また、平成12年に厚生労働省が発表した21世紀の新たな健康づくり施策である「健康日本21」計画においては、国民の健康や生活習慣の実態をモニタリングするための調査として、その重要度は益々高まってきています。

 
2  国民栄養調査の実施内容
全国から無作為に300地区が抽出され、その調査地区内の世帯(6,000世帯)および世帯員(約20,000名)を調査対象としています。実際の調査は、毎年11月に、全国の保健所で実施され、栄養摂取状況を中心に、食事状況、生活習慣、体格、血液指標、運動量が調査されています。また毎年異なる質問項目による食生活状況調査が行われています。
「栄養摂取状況調査」(=食事調査)については、平成7年から、それまで世帯単位で調査が行われていた3日間秤量記録法が改められ、1日調査になるとともに個人単位での摂取量を推定するための「比例案分法」が導入されました。また、栄養素計算は、科学技術庁の四訂日本食品標準成分表に準拠し、外食、総菜・加工食品などについては厚生労働省独自の成分表を用いています。
 
3  調査結果について
厚生労働省からの平成12年国民栄養調査結果の概要についての報告 
過去の調査データの詳細については、健康・栄養情報基盤データベースをご参照下さい。
また、各年の調査結果報告書は、
健康・栄養情報研究会編「国民栄養の現状 平成11年国民栄養調査成績」第一出版株式会社として、刊行されています。

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