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足首におもりを装着して歩く効用

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2009/7/9 21:10
井本貴之 
私の早とちりでした。ご指摘ありがとうございます。歩行時の消費エネルギーが1割弱増大するとのことですね。確かに宮地先生のご指摘のとおりになると思います。

また、「3ヶ月に3kg減量」についても、先生のご指摘のとおりであると私は理解しております。 一時ブームとなったダンベル体操などでの減量効果も、その多くはモチベーションアップに伴う周辺効果に拠るところが大きいと考えています。

基本的に、ご本人がやる気をもって取り組まれている内容については、さらにそれを強化する材料とともに、行動変容のための簡単な技法や考え方を提供したいと考えております。

「280日に1kgの脂肪減量」という机上計算であっても非常に有効で、それを支持するエビデンスを紹介いただいたことに、とても感謝しております。

体重や健診データを10年以上に遡り、後ろ向きにそれらデータの推移、さらに生活習慣の要因も含めて分析する中で、たとえ1kgであっても体脂肪が増えず、体重維持が可能となる方法が確認できれば画期的なことであると考えています。
投票数:51 平均点:5.88
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/7/9 11:02
ゲスト 
一つだけ、井本さんの解釈に誤りがあるので、修正させてください。

1日あたりのエネルギー消費量が2000kcalの人であれば200kcal弱の消費増が期待できることとなり、食事量を増やさないという前提であれば、35日強で1kg(7000kcal)の脂肪が減少するという机上の計算が出来ます。

と言うくだりですが、これは違います。歩くときもしくは歩行を伴うような活動を行ったときだけ、1割弱の増加があると考えなければなりません。

1日で10000歩歩く人であっても、それにより使われるエネルギー量は体重が70kgの人で、280kcal位です。したがって、その1割弱の25kcalの増加が期待できる程度です。
したがって、7000kcal消費するのには、280日かかることになります。

以前、私の知り合いの方で、両足首、両手首に日常的におもりを装着して3ヶ月で3k程度の減量を果たした方がおられました。

とありますが、この方の場合、ウエイトの影響もありますが、身体活動量の増加や食事の減少が、ウエイトを着けたことをきっかけに始まって、体重の減少が行われたと解釈した方が正しいです。ですから、「ウエイトを着けても意味がない」という指導をするべきではないと、前回の回答で書かせていただきたわけです。

再度、ご確認下さい。

運動ガイドラインプロジェクトリーダー 宮地元彦
投票数:54 平均点:4.63
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/7/9 10:33
井本貴之 
早速にご回答いただきまして誠にありがとうございました。
とても参考になりました。

1日あたりのエネルギー消費量が2000kcalの人であれば200kcal弱の消費増が期待できることとなり、食事量を増やさないという前提であれば、35日強で1kg(7000kcal)の脂肪が減少するという机上の計算が出来ます。また、トレーニング効果による基礎代謝の向上分も期待できそうですね。

装着するアンクルウェイトの重さにもよると思いますが、まずは論文に目を通したいと思います。

以前、私の知り合いの方で、両足首、両手首に日常的におもりを装着して3ヶ月で3k程度の減量を果たした方がおられました。
安全上の問題もはらんでいますが、アカデミカルに検証する価値があるかもしれません。

ありがとうございました。
投票数:66 平均点:3.94
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/7/8 12:10 | 最終変更
ゲスト 
長時間アンクルウエイトを着けていれば、効果は多少は期待できると思います。しかし、アンクルウエイトを装着したことで、体重や内臓脂肪が減少したなどとの研究成果は残念ながら見あたりません。

ご質問のお答えになるかわかりませんが、以下の論文を紹介いたします。これらの論文はアンクルウエイトを巻いて歩いたときのエネルギー消費量や心拍・血圧反応などについて検討したものです。
概ね、エネルギー消費量で1割弱、心拍数で10拍弱程度、増加するようです。井本さんがおっしゃるとおり、「学問的には「現状に+アルファ」は有効である」というレベルのエビデンスしかない現状だと思います。

これを着けることで、その方の動機が維持できるとしたら、「それを着けても効果は期待できないよ」と指導するのは良いことだと思いません。できれば、アンクルウエイトを装着することに加えて、歩行速度を上げさせるなどの指導をするのが望ましい方法だと考えますが、いかがでしょうか?

運動ガイドラインプロジェクトリーダー 宮地元彦

Physiological responses to walking with hand weights, wrist weights, and ankle weights. Graves JE, Martin AD, Miltenberger LA, Pollock ML. Med Sci Sports Exerc. 1988 Jun;20(3):265-71.

Ankle and wrist weights: their effect on physiologic responses during treadmill running. Bhambhani Y, Burnham R, Singh M, Gomes P. Arch Phys Med Rehabil. 1989 Apr;70(4):291-6.
投票数:57 平均点:3.86
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/7/8 10:14
井本貴之 
いつもお世話になりまして、ありがとうございます。

職域において、現状より少しでも身体を動かすこと、歩数を増やすことの運動支援を行っています。わずかでもプラスすることによる効果等を疫学的な情報等でご理解いただいたり、行動継続のためのヒントを提供しています。

そんな運動支援をしている中で、足首に500g程度のおもりを装着し、歩数は現状維持することでメタボ改善を目指すことに関心を持つ方が意外と多くおられます。それは、結果的に歩く場面を有効に使おうという時間に制約があるサラリーマンならではの思いです。

私としては「現状に+アルファ」は有効であるとして、その継続をサポートしていますが、出来れば、それに関わるエビデンスや理屈を探しています。

足首におもりを装着することにより内臓脂肪等の減少や、その他医学データが改善された等のエビデンスはありますでしょうか?また、現状、そういうエビデンスが無いにしても、理屈上サポートできる材料としては如何でしょうか?
投票数:44 平均点:5.00

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