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 栄養
86 エリスリトールの腎臓への影響について(再掲)

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栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 09-Nov-2011 14:31 (1016 reads)
回答が遅くなり、申し訳ありません。


「総論 3.活用の基礎理論」の中で、

また、性、年齢(階級)、身長、体重などから基礎代謝量を推定する簡易式が
いくつか知られており、
代表的なものとして、Harris.Benedict の式29)、FAO/WHO/UNU の式12)、
日本人を対象としたものとしてGanpule の式30)などがある。
 しかしながら、欧米人を対象とした式を用いた推定値は
真の基礎代謝量よりもやや高めに出る傾向があるなど31,32)、
いくつかの留意点も指摘されている。


という記述があります(p.20?21)。


Ganpule の式30)は、最近、国立健康・栄養研究所で、
日本人成人を対象に得られた式です。


ただ、食事摂取基準の中で、
当研究所の式を強く勧めているわけではありませんので、
その点はご注意ください。



「食事摂取基準(2010年版)」が出た後になりますが、
当研究所の式を含めた基礎代謝量推定式の妥当性の結果が、
1)解説と2)論文になっています。
いずれも、PDFを無料でとることができます。

それらの、当研究所での測定結果をみた限り、
やはり当研究所の式が、もっとも当てはまりがよいように思われます。


1)田中茂穂. 総論 エネルギー消費量とその測定法. 特集:必要エネルギー
量の算出法と投与の実際. 静脈経腸栄養 24(5): 1013-1019, 2009.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspen/24/5/1013/_pdf/-char/ja/

2)Miyake R, Tanaka S, Ohkawara K, Ishikawa-Takata K, Hikihara Y, Taguri E, Kayashita J, Tabata I. Validity of predictive equations for basal metabolic rate in Japanese adults. J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo). 57(3): 224-232, 2011.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jnsv/57/3/57_224/_article




独立行政法人 国立健康・栄養研究所
健康増進研究部
エネルギー代謝研究室長
田中茂穂


栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 02-Nov-2011 11:31 (1774 reads)
オルニチンはアミノ酸であるアルギニンが代謝されて生成されるものです。オルニチンはたんぱく質の常在構成成分ではありませんが、しじみには比較的多く含有されているようです。

栄養成分表示をする時は、記載する栄養素が健康増進法により規定されていますが、オルニチンは対象外です。従って、オルニチンの含有量が記載されている場合は、任意で記載されていることになります。

なお、日本食品標準成分表準拠のアミノ酸成分表2010にはオルニチンの成分値は収載されていません。

たんぱく質の含有量は、窒素を定量して求めますので、オルニチンが存在すれば一緒に定量されることになります。ただし、このことはオルニチンの記載が無い場合にはたんぱく質に入れているという意味ではありません。

石見


栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 15-Oct-2011 09:38 (1402 reads)
特にGI値など、動物実験では一部証明されていても、人で証明されているものはあまりありません。

例えば、摂食回数がエネルギー消費量に及ぼす影響については、
1日2回でも6回でも差はないという結果が、いくつか報告されているだけです。

また、運動の強度や時間によって、
脂肪の利用率は確かに変わります。
しかし、高強度運動で、運動中に糖質をたくさん利用した場合、
その後、糖質を筋肉中などにグリコーゲンとして貯めるために、
運動後は脂肪の利用が盛んになり、結局は同じになります。

そのため、
要はエネルギー消費量が重要
可能な限り、高強度×長時間)
がよいのではないかと考えられています。

田中茂穂


栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 22-Sep-2010 18:58 (5294 reads)
ご存じのようにタウリンは、非蛋白性のアミノ酸で、体液の浸透圧が変動する際に、細胞内の濃度を上げて抵抗し、細胞を保護することが見出されています。また負荷試験によって、ヒトに対する安全性は極めて高いとされているようです。そのためタウリン入りの腹膜透析液の使用が検討されています。また腹膜透析患者では合成阻害により血漿、筋肉内のタウリン濃度が低下しており、透析液を通じての補給が有効になります。このような観点から、タウリンは腎不全に対して問題ないように思いますが、十分な科学的根拠があるとは言えないと考えます。

臨床栄養プログラム
窪田哲也


栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 26-Jan-2012 14:47 (1396 reads)
回答が大変遅くなり、失礼いたしました。

エネルギー比率で適正量を考える場合、
・1日に○gあるいは体重あたり○gなど絶対量での必要量があるが、エネルギー比率にすると全体の摂取エネルギー量に影響される。
・どれかのエネルギー比率を変えると、他のエネルギー比率が変わる。(脂肪のエネルギー比を高くすると、たんぱく質または炭水化物のエネルギー比率が下がる等)
という点から判断が難しくなります。
ですので、エネルギー比率で目標を考える場合、絶対量として体に不足がおきないか、全体のエネルギー摂取量はどうなっているか、炭水化物・脂質・たんぱく質のそれぞれが適正な範囲にあるかを考慮することが必要です。

1つ目のご質問の適正なエネルギー比率の根拠としては、以下のことがあげられます。

エネルギー比率の考え方の詳細な記述は、アメリカの食事摂取基準では、かなり丁寧に多くの論文が検討されています。ただし、アメリカの食事摂取基準においても、エネルギー比率で示す場合は、他の栄養素の摂取によって左右されることから、「許容できる主要栄養素の分布の範囲」として示されています。

たんぱく質…50?69歳男性(身体活動レベル?)とすると、推定エネルギー必要量は2,450kcalとなります。たんぱく質の推奨量は60gであり、これをエネルギー比率とすると9.8%となります。けれども、通常の食品を使用した食事では、最低でも15%程度のたんぱく質エネルギー比がないと献立を組むことは困難になります。上限については、日本の食事摂取基準でも耐容上限量を定めていません。過剰摂取の害については、いくつかの研究もありますが、結果が一致していません。

脂肪…食事摂取基準において示されている目標量が、各種の研究から生活習慣病のリスクを低減し、さらに必要な脂肪量をとるための値となっています。

炭水化物…ご質問では、炭水化物と脂質の適正エネルギー比率を示して、たんぱく質を残りとされていますが、日本の食事摂取基準では、脳のエネルギー源として最低の炭水化物の必要量を1日100gとして、脂質とたんぱく質の目標量を考慮した残りのエネルギー比率で、炭水化物の最低必要量を満たすことが可能という手順から、エネルギー比率で50?70%と設定しています。アメリカの食事摂取基準における解説では、炭水化物のエネルギー比率の最低ラインについては、エネルギー密度(一定の重量あたりのエネルギー量)が高い食品は肥満のリスクファクターであり、そのため炭水化物のエネルギー比が小さい(45%未満)食事は肥満のリスクファクターになるとしています。一方で、最大ラインについては、冠動脈心疾患のリスクを増すとして、65%を超すエネルギー比率は勧められないとしています。肥満の治療食としては、炭水化物を減らした食事方法について、近年、多く研究されています。Hiteらのレビュー(Nutr Clin Pract 2011;26:300)では、炭水化物を減らした食事方法を以下のように分類しています。(1)炭水化物減少食(1日に130g以上、エネルギー比率で45%まで)、(2)低炭水化物食(1日に30?130g)、(3)超低炭水化物食(1日に30g未満)これらの炭水化物を極端に減らした食事は、肥満の治療目的では、有効で安全としていますが、専門家の指導のない状態や日常の食事としては、他の栄養素を過不足なく摂取することが難しく、適さないと思います。

2個目の質問の炭水化物、脂質、たんぱく質のそれぞれをエネルギー比100%にする場合ですが、いずれの栄養素も摂取量をゼロとしてしまっては、身体の維持や健康の維持ができません。また、一般の食品のほとんどが、炭水化物、脂質、たんぱく質のすべてを含んでいますので、例えば脂質100%とするには、植物油ですべてのエネルギーをとる必要があり、その他の体にとって必要な栄養素をとることができなくなります。

栄養教育研究部
高田和子


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