エネルギー消費量の計算
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エネルギー消費量の計算
msg# 1
ゲスト
エクササイズガイド2006は、メッツによりエネルギー消費量を計算していますが、地域の保健師さんがよくつかう「糖尿病運動療法のてびき」では、日本体育協会スポーツ科学委員会・運動種目別エネルギー消費量により計算されています。計算上、答えが違いますけど、どちらが使いやすいとか、考え方が新しいとか等、違いはありますか?
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Re: エネルギー消費量の計算
msg# 1.1
tanakas
エクササイズガイド2006では、メッツ値を使って「エクササイズ(メッツ×時間)」を計算しています。
そのため、エネルギー消費量の推定も、メッツ値を用いたものを紹介しています。
その長所としては、メッツ値が様々な活動に与えられていること、短所としては、体重当たりの酸素摂取量→安静時代謝量を一律に与えているので、性差・年齢差を含むエネルギーの個人差を考慮できないことなどがあげられます。
一方、日本体育協会スポーツ科学委員会の運動種目別エネルギー消費量は、
1)エネルギー代謝率(R.M.R.:Relative Metabolic Rate=(活動時のエネルギー?座位安静時のエネルギー)÷基礎代謝量)と、
2)性や年齢階級を考慮した基礎代謝量の推定値
をもとにして、体重当たりで算出したもののようです。
エネルギー代謝率は、日本独自の活動強度の指標で、きちんとした概念と測定値に基づいていますが、現代的な活動の一部が網羅できていないという欠点はあります。
また、基礎代謝量は性や年齢階級を考慮してあります。30年以上前につくられた指標で最近は使われなくなってきましたが、いい加減なものではなさそうです。
このように、両者には一長一短がありますが、いずれも、おおよその平均値であり、計算した値通りになるとは限らず、個人差がみられます。
その点を留意した上で、ご使用ください。
【田中茂穂】
そのため、エネルギー消費量の推定も、メッツ値を用いたものを紹介しています。
その長所としては、メッツ値が様々な活動に与えられていること、短所としては、体重当たりの酸素摂取量→安静時代謝量を一律に与えているので、性差・年齢差を含むエネルギーの個人差を考慮できないことなどがあげられます。
一方、日本体育協会スポーツ科学委員会の運動種目別エネルギー消費量は、
1)エネルギー代謝率(R.M.R.:Relative Metabolic Rate=(活動時のエネルギー?座位安静時のエネルギー)÷基礎代謝量)と、
2)性や年齢階級を考慮した基礎代謝量の推定値
をもとにして、体重当たりで算出したもののようです。
エネルギー代謝率は、日本独自の活動強度の指標で、きちんとした概念と測定値に基づいていますが、現代的な活動の一部が網羅できていないという欠点はあります。
また、基礎代謝量は性や年齢階級を考慮してあります。30年以上前につくられた指標で最近は使われなくなってきましたが、いい加減なものではなさそうです。
このように、両者には一長一短がありますが、いずれも、おおよその平均値であり、計算した値通りになるとは限らず、個人差がみられます。
その点を留意した上で、ご使用ください。
【田中茂穂】
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