Re: Re: ビタミンDの腸管でのカルシウム吸収
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ご指摘のように、ヒトの消化管におけるカルシウム吸収は、小腸(主に十二指腸)における能動輸送と下部消化管における受動輸送の総和になります。カルシウムは、胃酸で可溶化(イオン化)されたものが十二指腸で能動輸送により吸収されますが、大腸ではカルシウムはリン酸塩など難溶性の塩を形成しており、発酵等により可溶化されないと吸収されません。ヒトでの両者の寄与率は不明ですが、ラットの実験では、カルシウム摂取量を増加させると能動輸送は頭打ちになりますが、受動輸送はカルシウム摂取量に比例してその吸収量が増加し、能動輸送を上回ります。国民健康・栄養調査によると日本人(成人)のカルシウム摂取量は400?500mg/日であり、食事摂取基準の推奨量に達していないので、やや不足状態にあることから、能動輸送が受動輸送を上回っていると推察されます。石見佳子
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ビタミンDの腸管でのカルシウム吸収
(ゲスト, 2015/5/13 12:55)
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Re: ビタミンDの腸管でのカルシウム吸収
(ゲスト, 2015/5/21 17:09)
- Re: Re: ビタミンDの腸管でのカルシウム吸収 (ゲスト, 2015/5/21 18:34)
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Re: ビタミンDの腸管でのカルシウム吸収
(ゲスト, 2015/5/21 23:25)
- Re: Re: ビタミンDの腸管でのカルシウム吸収 (ゲスト, 2015/5/22 12:03)
- Re: ビタミンDの腸管でのカルシウム吸収 (ゲスト, 2015/5/22 14:16)
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Re: ビタミンDの腸管でのカルシウム吸収
(ゲスト, 2015/5/21 17:09)