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令和6年能登半島地震 特設ページ

  • 令和6年能登半島地震で被災されたすべての地域の皆様ならびにご関係の皆様に、心よりお見舞い申し上げるとともに、 一日も早い復興をお祈り申し上げます。
  • ご高齢の方、慢性疾患をお持ちの方へ(2024.2.2)

    • ついつい、お子さんやお孫さんに配慮して、食事を遠慮してしまうかもしれません。でも、あなたが元気でいることが、ご家族や周りの方の元気につながります。
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    • 手に入る場合は、水分をしっかりとりましょう
    • 水分が不足すると、疲れやすい、頭痛、便秘、食欲の低下、体温の低下などがおきやすくなります。
    • 血流を良くする、血圧や血糖をコントロールするためには、水分をしっかりとることが大切です。

    • 手に入る場合は、しっかり食べましょう
    • 体温や身体の筋肉を維持するためにも、手には入った場合は、食事をしっかり食べましょう。
    • ゼリー飲料や栄養素を強化した食品等が届いたら、積極的に食べましょう。
    • ご飯類は、袋にいれてお湯につけて温める、汁にいれて雑炊のようにする、パン類は牛乳やジュースに浸すと食べやすくなります。

    • 飲みこみにくい方へ
    • 日頃から飲みこみにくいと感じる方、食事や飲み物を飲んだ時にむせる方は、次のような工夫をしてみましょう。
    • ◆食事をする時には、横になったままでなく、座って食べるか、少し身体を起こして食事をしましょう。
    • ◆食事の前に少量の水で口を湿らせましょう。
    • ◆食品と水分を交互にとりましょう。
    • ◆袋に入っている状態の時に、つぶしたり、ちぎったりして、食べやすい大きさにしましょう。

    • 身体を動かしましょう
    • 避難所生活では、身体を動かす量が減りがちです。食べることだけでなく、身体を動かすことも考えましょう。
    • ◆脚や足の指を動かす。
    • ◆かかとを上下に動かす。
    • ◆室内や外を少し歩く。
    • ◆軽い体操
    〇詳細はこちら。(避難生活を少しでも元気に過ごすために 高齢者・慢性疾患編)
    一般の方向けリーフレット専門家向け解説
    (公益社団法人 日本栄養士会と当研究所の共同制作資料)

    食中毒・感染症に気をつけましょう!(2024.2.1)

    • 現在、新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染症、ノロウイルスなど食中毒の発生もみられます。
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    • 食中毒に気をつけましょう
    • 流水が使えないときは、避難所の手指用アルコール剤または、ウェットティッシュを使いましょう。
    • 流水が使えるときは、調理の前、 食事の前に流水と石鹸で手を洗いましょう。

    • 病気の感染を予防しましょう
    • 避難所の手指用アルコール剤や、ウェットティッシュ、流水が使えるときは流水でこまめな手洗い、うがい 、マスクの着用をしましょう。

    • 下痢や風邪にかかった時の栄養管理
    • ① 脱水予防のために、手に入った場合には、こまめに水分をとりましょう。
    •  【例】水、お茶、果実ジュース、スポーツ飲料
    • ② 手に入った場合には、消化がよく軟らかい食事をとりましょう。
    •  【例】レトルトおかゆ、缶詰(煮物)
    • ③ 手に入った場合には、ビタミン・ミネラル類を積極的にとりましょう。
    〇詳細はこちら。(避難生活を少しでも元気に過ごすために 衛生管理編)
    一般の方向けリーフレット専門家向け解説
    (公益社団法人 日本栄養士会と当研究所の共同制作資料)

    災害栄養QA本が無料公開中です!(医歯薬出版株式会社)

    〇詳細はこちら。
    災関連論文 無償公開 (医歯薬出版株式会社ホームページより)

    手に入った場合は 水分と食事をしっかりとりましょう!(2024.1.23)

    • 食事はとれていますか
    • 不安で食欲がない、飲食物が十分に届かないなど困難な状況が多いですが、手に入った場合には、まずはできるだけ食べて、身体にエネルギーをいれましょう。

    • 水分をとりましょう
    • 飲料水やトイレが限られており、水分をとることを控えがちです。飲み物が手に入った場合には、我慢せずに、十分に飲んでください。
    〇詳細はこちら。(避難生活を少しでも元気に過ごすために 栄養・食生活 基本編)
    一般の方向けリーフレット専門家向け解説
    (公益社団法人 日本栄養士会と当研究所の共同制作資料)

    急に食事量が増える時には ご注意を!(2024.1.18)

    • 能登半島地震において、これまで十分な食事がない状態が続いていました。
    • 急に沢山の食事や炊き出し等を食べたことで、嘔吐や体調不良になる事例が報告されています。
    • 絶食に近い状況から、急激に食べることでリフィーディング症候群のリスクにもなります。

    • 注意点は、
    • 栄養はゆっくりと増加させること
    • 段階的に進めること
    • 3~7日間かけて栄養目標量に達すること
    • です。

    • 具体的な例を以下に示します。
    • 消化の良いものから 少しずつ増やすようにお願いします。
    • 初めて炊き出しが入る避難所では、
    •   • おかゆにしたり、良く煮込んで消化を良くする。
    •   • 最初の数日間は小盛りにして、徐々に増やす。
    •   • 可能であればビタミンB1やミネラルが補給できるように、おかずを充実させる。
    •   • スポーツドリンクを提供する などを心がけてみてください。
    〇レビュー論文を公表しています。(災害時の栄養とリフィーディング症候群. 日本災害食学会誌. 2022)
    詳細はこちら

     


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