医薬基盤研究所(NIBIO)のお知らせ
「薬用植物 栽培と品質評価 Part13」の発刊について
2019年12月 2日
弊所薬用植物資源研究センターは、薬用植物に関する国内唯一の総合研究センターとして、薬用植物の栽培・育種に関する技術、化学的・生物学的評価に関する研究開発を行うとともに、薬用植物の国内栽培振興に資する活動をおこなっております。
また、厚生労働省では、薬用植物の安定供給,品質の一層の向上及び栽培技術の指導等について,各方面からの要請に応えるべく,昭和63年より,日本国内で栽培が可能な薬用植物の優良種苗の確保及び栽培技術の指導を目的とした「薬用植物栽培・品質評価指針」の作成を開始しております。
今般、弊所薬用植物研究センターのメンバーによる検討委員会が,さらなる指針の作成の検討を行った結果、
エゾウコギ,ナイモウオウギ,ハマボウフウ,メハジキ,モモの5品目についての指針が完成し,薬事日報社より、「薬用植物栽培と品質評価Part13」として、発刊されることになりました。
当センターが過去10年以上かけて栽培試験を繰り返し実施し、その結果得られた研究データをもとに作成した各薬用植物に適した栽培法が写真も含めてわかりやすくまとめられております。
この指針が全国の薬用植物栽培を志す生産者の方々、地方自治体や研究機関の方々の一助となれば幸いです。
(参考)薬事日報社ホームページ https://www.yakuji.co.jp/entry75931.html