費用便益分析

費用便益分析(Cost-beneift analysis)は、費用対効果を評価するための手法の1つで、効果を全て金銭単位で表して評価する方法である。便益(効果を金銭換算した金額)から費用を引き算することで、純便益を求める。
例えば、事業Aの実施により社会にもたらされた効果(便益)と事業Aにかかった費用との差を取り、その純便益(便益から費用を引き算した結果)が正の値であれば効率的と考える。
ただし、移動時間や延命期間など、効果の内容を全て金銭換算することは困難である場合も多い。

<出典/参考資料>

  • ・津川友介.世界一わかりやすい「医療政策」の教科書.東京:医学書院. 2020.
  • ・日本製薬工業協会 データサイエンス部会2014年タスクフォース 3.医薬品の価値の科学的な評価-データサイエンス担当者のための費用対効果評価の現状と手法の解説.Ver2 .0 2016 年
    https://www.jpma.or.jp/information/evaluation/results/allotment/lofurc0000007rux-att/2014ds_tf3.pdf(2022.1.19アクセス可能)
  • ・福田敬.医療経済評価手法の概要.保健医療科学2013; 62 ;584-589.
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