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 栄養
86 エリスリトールの腎臓への影響について(再掲)

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食事摂取基準2010年度版の、授乳婦の付加量の考え方につきまして2点ご指導いただきたく、投稿いたしました。

実際の食事指導では、個々の対象者の状態から個別に最終判断をすべきですが、

このたびはまず、「原理原則」あるいは「第一選択肢」という観点からご教示いただければ幸いです。

よろしくお願い申し上げます。

●授乳婦の鉄の付加量
授乳婦の鉄の付加量は「月経がない場合の推定平均必要量・推奨量に付加するための値である。」とのみ記載されています。
出産後60日程度が経過し、月経が再開している授乳婦のケースでは、
指標としては、「月経なし」でなく「月経あり」の摂取基準に付加量を加算したものを用いてよろしいでしょうか?
それとも授乳婦の場合は、月経有無に関わらず「月経なし」に加算した値で考えるべきなのでしょうか?

●授乳婦 かつ 妊婦 の各付加量
(=年子で母乳保育のお母さんの場合)

この場合、妊婦・授乳婦双方の付加量を加算しては、
現実的な食事にはならないという認識でおります。
当方の力不足で見つけられないでおりますが、
このようなケースには、一般に推奨される方法がございますでしょうか?
たとえば
 ・妊婦の付加量のみを加算する
 ・授乳婦の付加量のみを加算する
 ・各栄養素ごとに、より多いほうの付加量を加算する
等)

何卒よろしくご指導お願い申し上げます。
栄養 ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 09-Apr-2012 09:48 (1148 reads)
ご質問ありがとうございます。
月経の再開した授乳婦の件ですが、月経による損失分+母乳中への分泌分を付加する必要があると考えられますので、「月経あり」に加算するのが適当であると思います。
授乳中の妊婦の場合は、授乳による刺激で子宮収縮が促され、流・早産の危険性が高まるとされることから、妊娠中に授乳を継続することは推奨されておりません。よって、授乳の中止を前提とするため「妊婦の負荷量のみ加算」となると思います。

瀧本秀美


栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 25-Mar-2011 09:49 (1175 reads)
慢性的なカルシウム欠乏により、免疫異常が起こりうるメカニズムは、「ミネラルの事典(朝倉書店)」に記載されています。以下はその内容です。

慢性的なカルシウム不足状態にあると、長期に過量なPTH(副甲状腺ホルモン)の分泌が起こり、骨からもカルシウムが漏出して、軟部組織へのカルシウム移行が促進されて細胞内カルシウムも増加する。それにより、ATP合成が抑制されてカルシウムポンプの抑制を起こしたり、ホスホリパーゼ活性をあげたり、細胞膜の構成を変化させてカルシウムの細胞内流入が亢進する。さらに、細胞内プロテアーゼ活性が上昇するなどの様々な細胞機能障害がおこる。PTHの過剰分泌に加え、低酸素状態、過酸化脂質などによる細胞膜障害、老化などが加わり、細胞内カルシウム量が増加する。免疫細胞(白血球や肥満細胞)の細胞内カルシウムが増加することにより細胞内情報伝達系が障害され、免疫異常が起こる可能性がある。

花粉症は免疫細胞により引き起こされるアレルギー反応であることから、カルシウム不足による免疫異常が、花粉症の発症に関与している可能性も考えられますが、現時点では、それを直接証明する文献はないようです。

情報センター 健康食品情報プロジェクト


栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 15-Oct-2011 09:34 (1071 reads)
体脂肪(中性脂肪)のエネルギーは、9.45kcal/gです。
食物として摂取する場合は、約95%の吸収率を考慮して、9kcal/gとなりますが、7.2kcal/gというのは、本来9.45×0.80とすべきところを勘違いして計算したもので
す。

ただし、確かに、脂肪組織の80%が中性脂肪なのですが、組織・臓器レベルの脂肪組織を測る方法は、MRIやCTくらいで、我々がふだん利用する方法(市販のインピーダンス計や、DXA法、水中体重法など)は、分子レベルの中性脂肪を測っています。

そのため、脂肪組織のことを考えて計算するのは、意味がないと考えています。

そのため、個人的には、
体脂肪量=9.45kcal/gと考えるか、
体重=おおよそ7kcal/gと考える(体重1kgの減少の3/4は脂肪と考えて)のいずれかが実用的かつ矛盾がないと考えています。

なお、×0.80は、
「脂肪組織のうちの80%が体脂肪(中性脂肪)である」
ことから出てきていますが、
9.45は、脂肪組織ではなく体脂肪の値(kcal/g)ですので、
9.45×0.80という考え方自体が間違っていることがわかると思います。

田中茂穂


栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 10-May-2011 13:52 (2031 reads)
食事摂取基準研究室スタッフです。ご質問を拝見いたしました。

食物繊維は、現在においても、その定義が国内外の組織間で少しずつ異なっております。
また、ご指摘の通り、不溶性・水溶性等の性質の違いがあり,体内挙動,生体への影響が異なることが報告されています.これまでに、食物繊維の性質と疾病との関係については,動物を対象とした実験で多くの報告がされています。しかし,ヒトを対象とした研究については,現在においても報告数が限られており、統一した見解は得られておりません。

 食事摂取基準では、食物繊維の総量の摂取不足が心筋梗塞等の生活習慣病の発症に関連するという報告1-3が多いことから、生活習慣病の一次予防を目的とした“目標量”を策定しています。現段階では、性質まで考慮して基準値を策定できる根拠は十分ではありません.
H17年および18年国民健康・栄養調査では、現在の国民の食物摂取量中央値は男性12.3-16.3g/日,女性11.8-16.1g/日ということを考えても,まずは生活習慣病予防の観点から食物繊維総量として摂取量を増加させることを目指していただきたいと考えております.


参考までに、当研究所で公開しております「健康食品」の安全性・有効性情報( https://hfnet.nih.go.jp/ )の素材情報データベースでは、下記の報告が掲載されています。
不溶性食物繊維の1つであるイヌリンは,血清総コレステロールおよび中性脂肪を減少させ,腸内細菌環境を改善させたという報告4がある一方で,血中脂質への影響は認められず,むしろ胃腸不快感が増えたという報告5があります.また,水溶性食物繊維の1つであるグルコマンナンでは,血糖値上昇を抑制したという報告6や,カラギーナン摂取による総コレステロールおよび中性脂肪値低下報告7がある一方で,消化器系への障害も報告されています8.

以上、ご参考になれば幸いです。

参考文献
1. Pereira MA et al. Arch Intern Med 2004 164: 370-376
2. Park Y et al. JAMA. 2005 294: 2849-2857
3. Dukas L et al. Am J Gastroenterol. 2003 98: 1790-1796
4. Brighenti F et al. Eur J Clin Nutr.1999 53 :726-733
5. Pedersen A et al. Br J Nutr 1997 78: 215-222
6. 奥恒行他.日本栄養・食糧学会誌.1983 36: 301-303
7. Panlasigui LN et al. Asia Pac J Clin Nutr 2003 12: 209-214
8. Pharmacist’s Letter/Prescriber’s letter Natural Medicine Comprehensive Database 2006


栄養 ]
Requested by ゲスト and Answered by ゲスト on 01-Jun-2011 18:45 (1227 reads)
管理人です。

その通りです。もともとサプリメントで摂取するという臨床試験の結果を受けてこの推奨があるのですが、厳密な臨床試験では、多くの場合医薬品としての葉酸を用いているはずです。

以前研究所にいて葉酸のページを運営していた産婦人科の瀧本先生は、つねに医薬品を勧めていました。

https://www.niph.go.jp/soshiki/shogai/yousan/index.html

上記のページから瀧本先生にメールすればもっと正確な情報を教えてもらえると思います。

廣田晃一


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