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通勤時の電車で立位の状態の消費カロリーを調べています。『新しい運動基準・運動指針 身体活動メッツ表』ではどの活動に類似しているか見当がつきません。国栄研で以前調査されたデータや情報がありましたら、ご回答よろしくお願いします。
Requested and Answered by ゲスト on 11-Jun-2009 13:03 (4188 reads)
確かに、

「通勤時の電車で立位の状態の消費カロリー」

に関しては、メッツ値表を見ても、特に数値は掲載されていません。

日本には、メッツとは別に、

エネルギー代謝率(relative metabolic rate: R.M.R.)

という活動強度の指標がありますが、そちらにおいても、特に値は提示されていません。

エネルギー消費量を正確に測るには、呼気分析が必要ですが、電車、特に満員電車でそれを行うことは、現実的に難しいためだと考えられます。

そのため、現状では、知りたい個々の状況における、姿勢(立位あるいは座位など)や動作(例:安静、読書など)に対応した数値を当てはめてみるしかないと思います。

ただ、エネルギー消費量は、基本的に姿勢保持や動作によって決まるので、掲載されている類似の姿勢・動作の値を使用すれば、大きな問題はないと思います。

尚、FAO/WHO/UNUのエネルギー必要量(2004)の巻末には、基礎代謝の倍数で表した、主な活動の強度(physical activity ratio)の表がありますが、「安静座位」と「バスや電車で座る」は、いずれも1.2という値となっています。

立位については掲載されていません。

とはいえ、通勤時ならではの特殊な状況(例:満員に近い状況)については、測定が可能である限り、誰か(研究者)が、そうした測定を実施し、データを公開したいところですね。


健康増進プログラム
田中茂穂


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