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ビオチンの妊婦に対する影響について

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/23 11:46
ほし 
情報センター 健康食品情報研究室様

お礼が遅くなり、申し訳ございません。
ビオチンに対して理解が深まりました。
詳しく教えてくださり、ありがとうございました。
投票数:44 平均点:3.41
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/11 10:42
ゲスト 
お問い合わせを拝見いたしました。
適切な摂取とは、味や体積がある明らかな食品からの摂取、あるいは濃縮物のサプリメントであっても、摂取目安量を守って摂取することです。サイト内「ビタミンについての解説」に掲載しているご指摘の過剰摂取に関する記述は、書籍から引用していますが、元文献は、J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo). 1976;22(3):181-6. (PMID:966075) で、10 mg/100 g体重のビオチンを妊娠14日目と15日目に計2回、皮下注入したラットにおける毒性試験の結果です。安全性試験はヒトで直接実施することはできないので、動物実験が行われます。この動物実験はかなり大量に、しかも皮下注射した条件であり、ヒトが通常の食品から経口摂取した条件とは、かけ離れています。錠剤やカプセル状の濃縮物から継続的に、しかも製品に記載されている摂取目安量をかなり超えて摂取しない限り、動物実験で示された現象をご心配になることはありません。妊娠中は摂取するものの影響についてご心配になられると思いますが、通常の明らかな食品形態のものから、バランスよく摂取されるのが安心で安全な食べ方と言えるでしょう。

通常の食生活ではビオチン不足は起こりにくいと考えられていますが、栄養機能食品には、製品中のビオチン1日摂取量が14μg、上限値が500μgという基準があります。もし、栄養機能食品をご利用になる場合は、それらの値を参考にされるのが良いと思います。
ビオチン摂取について「日本人の食事摂取基準」(2010年版)では、推定平均必要量 (研究から得られた50%の人が必要量を満たすと推定される1日摂取量) を設定するのに十分なデータが今の所そろっていないため、食事調査でこれまでに報告されている1日当たりのビオチン摂取量を参考に目安量 (実験的なデータがないために健康な人の摂取量から推定した値で、良好な栄養状態を維持するのに十分な量) が策定されています。妊婦については妊娠中に要求量が多くなると考え、年齢別の目安量(成人女性の場合50μg)に付加量を2μgとし、合計52μgが妊婦の目安量とされています。また、耐用上限量が設定されていないのは、推定平均必要量と同様、値を設定するだけの十分なデータがそろっていないためです。
なお、厚生労働省サイトに掲載されているビオチンに関する食事摂取基準の資料を以下にリンクいたしますので、ご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4w.pdf

以上ご参考になれば幸いです。

情報センター 健康食品情報研究室
投票数:46 平均点:3.48
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/9 17:21
ほし 
ビオチンについて質問させていただきます。

こちらのホームページにございます「健康食品の素材」データベースのビオチンのページでは、
【適切に経口摂取する場合はおそらく安全と思われ、小児や妊娠中・授乳中においても安全性が示唆されている。】
と記載されており、
「話題の成分科学の情報:ビオチン」のページでは、
【妊娠中に多量のビオチンを投与すると、哺乳動物では胎仔の吸収 (妊娠初期の胚死亡) や胎盤、卵巣の委縮がおこるとの報告もあります (12) 。】

ビオチンを配合した栄養機能食品がありますが、妊娠中の飲用についてはいかがでしょうか?
食事摂取基準では妊婦にも上限量はないようですが・・。

また、哺乳動物に影響を及ぼした、「多量のビオチン」とはどの位の量なのでしょうか?

恐れいりますが、ご教授願います。
投票数:28 平均点:4.29

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