朝食欠食について

対応が遅くなっており、失礼いたしました。
基本的に、体の生理機能にはリズムがありますので、
時間よって、各種の栄養素の代謝効率などが変わっていきます。
最近は、時間栄養学を話題にした特集や本が出ていますので、
それをご覧になるとよいかと思います。
ただ、だからと言って、
脂質、糖質などの利用のよい時間に無理に食べるというのは、
1日の総摂取量や人の生活を考えた場合に、
順番が違うように思います。
夕食をかなり遅い時間に多量にたべる
あるいは、起きてから出かけるまでに15分しかない
というような生活で、朝食が大事だから
朝食をとにかく食べるところから、
スタートすべきではないでしょう。
1日の生活全体を見て、まず、朝食をたべる席につくことが
リズムをつくるというのであれば、飲み物だけでもとり始める
ことが有効かもしれませんが、
他の部分を変える方が先かもしれません。
また、単に朝食をとることだけを始めると
結局、全体の摂取量が増えてしまう人もいるでしょう。
１つ１つの生理機能として、有効な食べ方と
一人の人間の生活を考えた食事のリズムを
わけて考える方がよいと思います。

保健指導に従事している者です。
メタボリックシンドロームの人には、朝食は血中脂質や血糖、体重に影響するため摂取した方がよいと指導をしています。
朝食摂取の習慣のない人には、パンや果物などの軽食をお勧めしていますが、それでも食べれない人の中にはコーヒー（砂糖入り）なら飲めるという人がいます。
朝にコーヒーで糖分のみを摂取するだけでも、欠食よりはメタボリックシンドローム改善によいのでしょうか。それとも、糖分のみならば摂取しないほうがよいのでしょうか。