エネルギー消費量の総量と正味量

エクササイズガイド2006では「メッツ・時」に体重をかけると、ほほぼエネルギー消費量が計算できるから便利であるという。しかし、一方ではエクササイズ（メッツ・時）をエネルギーに換算するときは、安静時代謝に相当する１メッツを引いて計算すると言う。
運動総量と正味量の違いであると理解できます。どうのように使い分けたらよいか教えてください。２つの計算方法があって迷ってしまう…どのように理解したらよいでしょうか

２つの計算法の意図については、まさしくご指摘の通りです。

エネルギーの総量を知りたいたい場合は、例えば、その数十分?数時間、ひいては一日のエネルギーから、「どのくらい食べたらよいか」を考えたい時に使いたくなるのではないかと思います。

一方、減量のペースを考えたいときは、安静時からの付加エネルギーを推定して、例えば、「一回300kcalくらいの+αなので、20数日で体重1kg程度の減量が期待できる」といった使い方になると思います。

ただ、これら２つのうち、前者の方法は、現実としてはあまり必要性がないのではないでしょうか？

実際にエネルギーを考慮する場合には、後者になるのではないかと思います。もっとも、あくまで目安になりますので、実際の体重の減少量で確認しながらになりますが…。【田中茂穂】