RTLプログラム
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昨今、リバーストランスレーショナル研究の重要性が再認識されてきています。リバーストランスレーショナル研究は臨床的視点、つまり、実際に患者がどのような症状を呈しているのか、どのように困っているか、などと言った、臨床上の問題に徹底してこだわり、その視点から基礎、臨床研究を行うことで、実臨床に応用のできる結果を導き出す、実用的な研究手法です。
医薬基盤研は、リバーストランスレーショナル研究を通じて、新規診断法や治療法の開発を目指しています。そのために、基礎研究者と臨床医が、リバーストランスレーショナル研究を通じて日常的に議論することでお互いの長所を生かし、研究開発を促進できる機会を設定しています。
リバーストランスレーショナル研究は、まだまだ分野として成熟していません。今後のこの分野の発展のためには、リバーストランスレーショナル研究を実践できる研究者を育成する必要があります。
そこで、医薬基盤研においてリバーストランスレーショナル研究を体験、実践し、将来の日本のリバーストランスレーショナル研究を牽引するような研究者を育成するプログラムが作成されました。
このプログラムには二つの対象者がいます。
まず基礎研究者は、自身のバックグランドを活用しつつ、臨床的な議論を通じて、リバーストランスレーショナル研究に向けた研究課題の設定と開発を目指すことができます。自身の技術がどのように臨床応用に向けた研究に活用されるか体験してください。もちろん、これから基礎研究技術を磨きたい方も歓迎します。
また、臨床経験のある医師は、国内留学のような形で、研究に集中し、様々な分野の研究者との交流を持ちながらリバーストランスレーショナル研究を行う機会を持つことができます。自身のリサーチクエスチョンの設定から始めます。臨床がますます多忙になる時勢ですが、リバーストランスレーショナル研究者として成長する一過程において、この期間を有益に活用していただきたいと考えています。
本プログラムに興味のある方は随時ご連絡ください。