糖尿病の三大合併症である糖尿病性腎症の診断にD-アミノ酸が有用であることを発見。

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 糖尿病性腎症は人工透析導入の原因となる疾患の中で4割を占める最も多い疾患ですが、診断には腎臓から組織を採取する腎生検が必要でした。

 今回、D-アミノ酸の一つであるD-セリンの血液中と尿中の量を同時に測定することが、糖尿病性腎症の診断に有用である可能性が示されました。

 本技術を応用し、腎生検なしに糖尿病性腎症を診断することで、早期の適切な治療が可能となり、人工透析導入の抑制などに期待されます。

 研究成果は、99日に、「Kidney360」オンライン版に掲載されました。

https://kidney360.asnjournals.org/content/early/2021/09/08/KID.0004282021