Welcome GUEST
重要なお知らせ
現在リニューアル中のため、これは閲覧のみの旧バージョンです。質問や検索はできませんのでご注意下さい。
SmartFAQ is developed by The SmartFactory (https://www.smartfactory.ca), a division of InBox Solutions (https://www.inboxsolutions.net)

経管栄養時の水分補給量設定について、「理想体重」「標準体重」「現状の体重」のいずれで設定したら良いのか
セミナー等でご講演されている先生方の意見には相違があるとは思いますし、患者さんの状態によっても異なってくると思うのですが。
こういう疾患のときには理想体重を用いる、こういう疾患の際には現状の体重を用いてかまわないなどの分類があるのか。
Requested and Answered by ゲスト on 19-Jun-2008 11:40 (4701 reads)
御質問ありがとうございます。
経管栄養時の水分補給量を設定するときの体重ですが、どのような病態においても原則は、現状の体重で設定することが望まれます。現状の体重を把握することは、水分補給量を設定のみならず、必要エネルギー量の算定や、その後の体重の変化がわかります。実際通常の体重からの1ヶ月以内に5%の減少、あるいは6ヶ月以内に10%の減少は、予後に悪影響を及ぼすという報告もあり、現状の体重を測定することは大変重要であると考えます。ベット上安静を強いられている患者でも、リフト式体重計やベッドに組み込まれた体重計などがありますので、病態に応じた頻度で体重を測定して頂ければと思います。必要水分量の算出は、25?55歳で35ml/kg/日、55?65歳で30ml/kg/日、65歳以上で25ml/kg/日が目安となりますが、感染に罹患している場合や、利尿剤や緩下剤を内服している症例では、適宜水分必要量を増加する必要があります。


臨床栄養プログラム
窪田 哲也


投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
メインメニュー