Welcome GUEST
重要なお知らせ
現在リニューアル中のため、これは閲覧のみの旧バージョンです。質問や検索はできませんのでご注意下さい。
トップ  >  研究紹介  >  第4回IUNS栄養学のリーダーシップ育成国際ワークショップの日本開催について
第4回IUNS栄養学のリーダーシップ育成国際ワークショップの日本開催について

第4回IUNS栄養学のリーダーシップ育成国際ワークショップの日本開催について 本年9月7日(火)から9日(木)にかけて、「IUNS栄養学のリーダーシップ育成国際ワークショップ(IUNS International Workshop on Capacity and Leadership Development in Nutrition Sciences)」が開催される予定です。これは、国際栄養科学連合(International Union of Nutritional Sciences: IUNS)が世界各地域で展開してきた「栄養学のリーダーシップ研修プログラム(Nutrition Leadership training programs)」の一環として、アジア地域で第4回目として開催されます。今回のワークショップは、日本学術会議IUNS分科会、特定非営利活動法人日本栄養改善学会、社団法人日本栄養・食糧学会とともに、当研究所が主催団体の一つとして開催するもので、アジア地域における健康と栄養の向上のため、若手研究者等に対するリーダーシップ研修を通じて栄養学研究及びその応用にかかわる人材育成とネットワークづくりを図ることを目的としています。
 IUNS栄養学若手育成ワークショップは、2008 年6月に中国で第1回、9月に韓国で第2回、10 月に台湾で第3回が開催されました。1) このうち、韓国ソウル市で開催された第2回ワークショップ(IUNS/韓国栄養学会 主催)の際に、次回開催を日本に期待する声があがったことを受け、日本学術会議のIUNS分科会(世話人:清水誠東京大学大学院農学生命科学研究科教授)が栄養学関連学協会と協議の上、日本で初めて開催することとなったものです。
 各回のワークショップ毎に重点テーマが設定されており、第1回ワークショップでは、栄養科学・臨床栄養学、第2回では公衆栄養学・臨床栄養学、第3回では栄養政策・臨床栄養学でした。また、第1回と第3回は研究スキルに焦点が置かれたのに対して、韓国での第2回ワークショップの内容は、特に各国の健康・栄養状態の現状(Country Report)と、それらの解決に向けた実践的なリーダーシップの能力開発が中心であったことが特徴的といえます。2)
 今回、日本で開催される第4回ワークショップでは、主要トピックとして?栄養と地域社会のエンパワメント、?国レベルでの「食育」、?機能性食品の3つを取り上げ、これらを中心に講義(関連の公開シンポジウム参加を含む)とグループワーク及び発表・討論、関連施設の見学を行う予定です。使用言語はすべて英語とし、国内外の講師の他にコーディネーターを10名程度として調整を進めています。
 なお、参加者の募集は4月から開始しますが、日本国内では20名程度、国外(東・東南アジアを中心に)は10名から15名程度を予定しています。国内からの参加者の応募資格は、日本栄養改善学会もしくは日本栄養・食糧学会の会員であること、また英語での討論が可能な者、3日間の全てのプログラムに参加可能な者となります。参加費用は無料ですが、参加に伴う旅費・宿泊費・食費は自弁ないしは実費負担を原則とする見込みです。
 なお、ワークショップ2日目の9月8日(水)午後には、当研究所が主催する第4回アジア栄養ネットワークシンポジウムを開催します。このシンポジウムは、栄養教育・学校給食をメインテーマとして、日本の食育を世界に向けて発信する事を目的としています。平成16年度から2年おきに開催されてきたアジア栄養ネットワークシンポジウムが半年遅れでの開催となりますが、本ワークショップとのジョイント開催により、さらに充実した内容となっております。当研究所が日本の栄養を代表する研究所であること、アジア諸国の中心的役割を担うべき立場であることを国内外に示せる絶好の機会であると考えております。参考資料等
1) Wahlqvist ML, Li D, Sun JQ, Ge K, Paik HY, Cho SH, Lee SK, Huang CJ, Lee MS. Nutrition leadership training in North-East Asia: an IUNS initiative in conjunction with nutrition societies in the region. Asia Pac J Clin Nutr. 17( 4); 672- 82: 2008
2) International Union of Nutritional Sciences and The Korean Nutrition Society. International Workshop on Capacity and Leadership Development in Nutritional Sciences( Report). 2008



■関連リンク(こちらもご参考にどうぞ)■



プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:6 平均点:6.67
作成:2010/4/6 17:53:42 自動登録   閲覧数:4705
前
研究所としての国際貢献に向けて
カテゴリートップ
研究紹介
次
信頼性の高い健康・栄養調査を目指して

メインメニュー