「生命のタイムリミット」に挑む

免疫老化プロジェクトでは「多くの人びとに起こりうる免疫老化現象の謎を解明する」ことをテーマに
若年層から高齢者まで多くの人の健康に還元することをミッションとしています

News

2022.04.01
メンバーリスト・業績リストを更新しました
2021.03.16
共同開発者らとともに、日本外国特派員協会(FCCJ)において新型コロナウイルスワクチン共同開発に関する記者会見を行いました(山本)。
会見内容は、同協会YouTubeチャンネルにて視聴できます。
2021.03.15
AMEDエイズ対策実用化研究事業の「HIV感染の機構解明に関する研究」の代表課題(代表 山本)に採択されました。
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新たな免疫因子の発見と治療に繋がる研究を

ヒト臨床検体等の解析により、感染症、がんに対する新たな免疫因子を見出し、新規ワクチンや治療法開発に繋げることを目指しています。中でも「加齢に伴う免疫老化現象」を踏まえたトランスレーショナルリサーチを重視しています。その理由として、特に免疫老化現象が進行した高齢者では「がんや感染症を併発するリスクが高い」「ワクチンの効果が十分でない」という報告が多くあるからです。

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Work 1

加齢に伴う免疫老化現象の解明を目指した研究

1. 免疫老化メカニズムの解明

2. ヒト臨床検体、霊長類動物モデルを用いた免疫老化現象のバイオマーカーの探索

ヒト臨床検体やヒトの免疫老化現象を再現する可能性がとても高い霊長類サルモデルを用いて、最先端免疫細胞解析機器を駆使し、免疫老化現象をテーマとした創薬研究を行なっています。

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Work 2

加齢に伴う免疫老化現象を踏まえた創薬研究

◆ 感染症関連

1. エイズ根治を目指した免疫療法の開発

2. 万能インフルエザワクチンの開発

3. 新規COVID-19ワクチン開発研究

4. mRNA/saRNA ワクチン開発基盤の構築

5. HTLV-1関連病態予測サロゲートマーカーの探索研究

◆ がん関連

1. 膵がんをはじめとする難治性がんに対する新規がん免疫療法の開発

2. functional cureを可能とするB型肝炎ウイルスに対する免疫学的研究

3. メラノーマに対する新規がん免疫療法の開発

ヒト臨床検体と動物モデルとしての霊長類サル検体をside by sideで比較検討しながら、ヒト臨床応用に直結するような免疫学的解析系の構築、バイオマーカーの探索、ならびに新規予防、治療法の確立などの展開を目指しています。

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当研究室では、ヒト臨床検体等の解析により、感染症、がんに対する防御効果、治療効果と相関する新たな免疫因子を見出し、その結果をもとに新規ワクチンや治療法開発に繋がる研究を行うことを目指しています。その上で、本邦で急速に進行している高齢会社会においては、特に「加齢に伴う免疫老化現象」を踏まえたトランスレーショナルリサーチを推進することが重要であると考えています。その理由としては、高齢患者では免疫老化現象が進行した場合、がんや感染症を併発するリスクが高くなっているという現状が挙げられます。また、例えばインフルエンザワクチンを始めとする様々な感染症に対するワクチンは、その効果が免疫老化現象のみられる高齢者では十分に得られないという報告が数多く存在しています。 そこで我々は、ヒトの免疫老化現象を再現し得る可能性の極めて高いモデルである霊長類サルモデルを用いて、最先端免疫細胞解析機器を駆使し、免疫老化現象を踏まえた創薬研究を行なっています。また霊長類サル検体とヒト臨床検体をside by sideで比較検討しながら、ヒト臨床応用に直結するような免疫学的解析系の構築、バイオマーカーの探索、ならびに新規予防、治療法の確立といった、世界に先駆ける挑戦的な研究を展開していくことを目指し研究を行なっています。

当研究室ではポスドク、大学院生、技術補佐員、共同研究などを随時募集しております。プロジェクトリーダーの山本は大阪大学 大学院薬学研究科の招へい教授を兼任しており、連携大学院制度により大学院生を受け入れることも可能です(詳しくはこちら)。

プロジェクトリーダー山本 拓也

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Staff

プロジェクトリーダー
山本 拓也
プロジェクト研究員
高濱 正吉、鷲崎 彩夏
日本学術振興会特別研究員
野木森 拓人
特任研究員
西山 紋恵、升田 雄士、Buluke
客員研究員
秋田 裕史、久保 千代美、佐藤 賢文、高橋 宜聖、 田中 聡、馬場 理也、松岡 悠美、横田 恭子、由雄 祥代、吉岡 靖雄、渡辺 玲、Victor Appay
協力研究員
幾尾 真理子、勝部 諒、嘉陽 啓之、柴崎 衣音、菅原 ゆうこ、原 俊子、東口 公哉、藤原 千春、村上 弘大
技術補助員
池田 真美、位髙 美香、片山有紀
事務補助員
東 希
連携大学院生
研修生
長束 佑太 Teerachate Nantakeeratipat

Collaborator

アメリカ
NIH NIAID Vaccine Research Center
Department of Microbiology, Immunology & Tropical Medicine, The George Washington University
フランス
国立保健医学研究機構 (INSERM)
Centre d'Immunologie et des Maladies Infectieuses (CIMI-Paris), Sorbonne Université, INSERM U1135
Université de Bordeaux, CNRS UMR5164, INSERM ERL1303, ImmunoConcEpT
国内
医薬基盤研 霊長類医科学研究センター
国立感染症研究所 治療薬・ワクチン開発研究センター
国立国際医療センター 肝炎・免疫研究センター
東京大学 医科学研究所
東京工科大学 医療保健学部
大阪大学大学院 医学系研究科 外科学講座消化器外科学
大阪大学 微生物病研究所
大阪国際がんセンター 消化器外科
大阪急性期・総合医療センター 消化器外科
九州大学大学院 消化器・総合外科(第二外科)
熊本大学 ヒトレトロウイルス学共同研究センター
熊本大学 国際先端医学研究拠点施設 (ICRCMS)
北海道情報大学
製薬企業数社
日本ベクトンディッキンソン
VLP Therapeutics

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Recruit

免疫老化プロジェクトでは、大阪大学大学院医学系研究科 免疫・感染制御学講座及び、大阪大学薬学部薬学研究科免疫老化制御学分野 (パンフレット「ライフサイエンスの最前線への誘い」)とも連携しており、随時、研究員・大学院生等、我々と研究をご一緒してくださる方を募集しています。 詳しくは採用情報をご覧になるか、Contactより直接お問い合わせください。

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国⽴研究開発法⼈ 医薬基盤・健康・栄養研究所 ワクチン・アジュバント研究センター 免疫老化プロジェクト

大阪府茨木市彩都あさぎ7丁目6番8号

072-641-9811 (代表)