「新薬創出を加速する症例データベースの構築・拡充/創薬ターゲットの推定アルゴリズムの開発」令和4年度成果報告会 (オンライン同時開催)
2023年01月16日
「新薬創出を加速する症例データベースの構築・拡充/創薬ターゲットの推定アルゴリズムの開発」
令和4年度成果報告会 (オンライン同時開催)
ご挨拶
平成30年度、総合科学技術・イノベーション会議と経済財政諮問会議が合同で取りまとめた「科学技術イノベーション官民投資拡大イニシアティブ」に基づき、官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)が創設されました。医薬健栄研が中心となりJST及び理研が連携して推進してきた「新薬創出を加速する人工知能の開発」は、我が国で初めての創薬AI領域での府省横断型産学官連携プロジェクトとして平成30年度からPRISMに採択され、今年で5年目の最終年度を迎え、令和5年3月をもって終了となります。
本事業の目的は、医薬品開発における最大の隘路となっている「創薬標的の枯渇」の解消に向け、バイオインフォマティクスや人工知能等の最先端情報科学技術を駆使し、研究者の目利きと動物実験に頼ってきた従来の標的探索とは全く異なる革新的なデータ駆動型の研究手法を開発することです。 これまで、医薬健栄研を中心に、理研AIP、国立がん研究センター、産業技術総合研究所など15研究機関が連携し、創薬標的の特定が困難なためこれまで創薬が進まなかった特発性肺線維症(IPF)及びパンネガティブ肺がんを対象として診療情報と網羅的オミクス情報の収集に注力するとともに、マルチオミクスデータに基づく病態の理解と創薬標的となる鍵分子の絞り込みに必要な高精度解析ツールや大規模知識ベースの開発に取り組みました。
その結果、IPFで約1,500症例、肺がんで約1,700症例を収集し、ゲノム(WGS/WES)、メチローム、シングルセルマルチオーム、トランスクリプトーム、プロテオーム解析を実施したことにより世界最大級の疾患統合データベースが構築されました。 画像解析、カルテ情報の自然言語処理技術開発、解析アルゴリズム開発、科学技術論文からの情報自動検索・抽出システム及び創薬研究用大規模知識ベースの構築等でも目覚ましい進展がありました。また、肺がん及びIPFの新たな層別化マーカーや創薬標的として期待される機能分子も複数特定されました。一部は既存薬が存在する標的でしたので、ヒトの遺伝子変異を導入したマウスやヒトがん組織を移植したPDXマウスなどで標的の確からしさが検証されました。
本報告会では個々の研究成果について研究者より詳しくご報告を致します。
我々の取り組みが皆様にとって新たなR&Dモデルの1つとなるよう心より願っています。
プログラムディレクター
榑林 陽一
「新薬創出を加速する症例データベースの構築・拡充/創薬ターゲットの推定アルゴリズムの開発」令和4年度成果報告会
(オンライン同時開催)
※ Zoom ウェビナー形式にて発表を同時配信致します。
会期
令和5年3月13日(月) 10時00分~17時30分(予定)
会場
■ 国立がん研究センター研究所 研究棟1F大会議室 (東京都中央区築地5-1-1)
・都営地下鉄 大江戸線 築地市場駅A3番出口から徒歩1分
・東京メトロ 日比谷線 築地駅2番出口から徒歩5分
・東京メトロ 日比谷線・都営地下鉄 浅草線 東銀座駅6番出口から徒歩5分
・東京メトロ 有楽町線 新富町駅4番出口から徒歩10分
アクセスマップ
参加費
無料
定員
会場:150名 (先着順)
参加証の発行はいたしませんので、当日は、お手数ですが、名刺2枚ご持参ください。
参加登録方法
参加のご登録は締め切らせて頂きました。沢山のご登録を頂き、誠にありがとうございました。
(オンラインで参加の方)
参加方法
後日ご案内いたしますZoom ウェビナーサイトへ、事前にお知らせするIDとPWを使用して、当日アクセスしてください。
対応OS
□Windows 10以上(推奨ブラウザ:Edge/Firefox/Chrome)
□macOS Cataina(推奨ブラウザ:Chrome/Safari)
□iOS 13 (推奨ブラウザ:Safari)
□Android7.0以上(推奨ブラウザ:Chrome)
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主催
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所
後援
内閣府 文部科学省 厚生労働省
●開会 10:00
●閉会 17:30
お問い合わせ先
PRISM成果報告会運営事務局
Email:jimukyoku@nibiohn.go.jp