事業情報詳細

長野県北信保健所

北信州健康づくり推進事業「元気っ子教室」

【団体情報】

団体名 長野県北信保健所
住所 〒 389 - 2255
長野県飯山市大字静間1340−1
電話 0269−62−6311 FAX 0269−62−6036
ホームページアドレス −−−
団体区分 都道府県保健所 人口区分 1万人〜5万人未満
食育の主たるとりまとめ担当 保健福祉担当
団体全スタッフ数 25 人 左記のうち管理栄養士・栄養士数 2 人

【事業情報】   (データ公開/更新日:2009/04/28) 

事業名 北信州健康づくり推進事業「元気っ子教室」
事業課題
・栄養状態の改善、知識・態度の習得や行動変容、望ましい食習慣の形成
・推進体制の整備

事業内容の要約

背景 北信保健所健康づくり計画の推進にあたり、3つの大目標を決めたが、そのキーワードは「子どもの時から」である。よい生活習慣を身につけるためには、幼児期での習慣付けが大切であり、また、保護者の生活習慣の影響も大きい。そこで、モデル的に保育園・幼稚園での幼児と保護者の健康教育(栄養・運動・保健・歯科)を実施し、よい生活習慣が身につけられるよう支援するための足がかりとする。
ねらい・目標 モデル教育を行った幼児・保護者がよい生活習慣を身につけ、継続できる。
(1)快食・快眠・快便である生活の定着
(2)う歯保有率上昇の抑制
(3)運動の定着
実施内容 (1)各項目ごとの教育内容(平成16・17年度)「保健」早寝早起き、いいうんち、手洗いうがい、体の不思議について「運動」跳び箱、側転、逆上がりができるようになるためのプログラム(柳沢運動プログラムを参考)「歯科」RDテスト、歯の働き、6才臼歯、口の動きの体験学習、ブラッシング指導「栄養」食事のマナー、料理カード拾い、三色食品群、主食主菜副菜、調理実習
(2)チャレンジ旬間(平成16・17年度)幼児の生活習慣は保護者の影響が大きく、子どもへの教育だけでは改善は難しい。また、保護者への健康教育も回数が限られてるため、家庭で課題を設けて実施し、家庭での定着化を目指し、各項目の教育終了後、家庭で保護者とできる簡単な課題を提示しできたらシールを貼る。
(3)子どもの健康を考えるつどい(平成18年度〜)モデル事業の結果を管内関係者へ報告し普及を目指す。平成19年度以降も年1回開催。
アプローチ方法 ポピュレーションアプローチ 実施期間 平成 15年 〜  未定

対象

年齢層 幼児,  成人@(20〜40歳),  成人A(40〜60歳), 
性別 すべて
予算
都道府県, 
従事者
管理栄養士・栄養士,  保健師,  歯科衛生士, 
連携協力者
市区町村(保健担当),  市区町村(保健担当以外),  保育所・幼稚園, 

事業の評価
|主な指標 |

評価指標@ 指標 「栄養」@食事のバランスを理解するA調理を体験するB自分の適量を選ぶことができる
方法・時期 平成17年 生活習慣に関するアンケート
幼児食料理カードによる状況評価
数値目標 なし
指標の状況
(結果)
エネルギー、量、バランスとも教育後での結果がよく、特にエネルギー量は自分の摂取目安量とほぼ同量であることから、「バランスを理解する」「自分の適量を選ぶことができる」は達成できたといえる。料理の手伝いを「よくする」「時々することがある」子は、平成17年度は15年度より約2割増えて約8割となった。
比較対照 平成15年度生活習慣に関するアンケート
幼児食料理カードによる状況評価
評価指標A 指標 「運動」@基礎体力が身につくA跳び箱、側転、逆上がりができるようになるB運動が好きになる
方法・時期 平成17年 生活習慣に関するアンケート
体力テストによる評価
数値目標 なし
指標の状況
(結果)
月2回、計34回程度の運動指導を行ったモデル園の方が基礎体力の3項目において有意に延びていたことから運動指導の一定の成果があったといえる。さらに跳び箱や側転、逆上がりの総合的な運動能力もかなりついてきたことがわかった。体を動かす外遊びをする子や、運動が好きという子が減っていることから保育園での運動指導が家庭での運動の改善には結びつかず、家庭での運動量を期待することは難しい。
比較対照 平成15年度生活習慣に関するアンケート
体力テストによる状況評価
評価指標B 指標 「歯科」@う歯保有率の減少Aよく噛む習慣がつくB保護者が仕上げ磨きの仕方を身につける
方法・時期 平成17年 生活習慣に関するアンケート
う歯状況調査
数値目標 なし
指標の状況
(結果)
歯科指導回数6回中5回保護者対象の指導を行った結果仕上げ磨きがモデル園の方が比較園より徹底できた。保護者のかかわりの重要性を繰り返し話してきた成果と思われる。
比較対照 平成15年度生活習慣に関するアンケート
う歯状況調査
達成度総合評価
(この事業は目標を達成したと思いますか?)
どちらともいえない
今後の課題 モデル事業を実施した市以外の管内の保育所への普及。研修会等で小学校関係者にも普及をし連携をもってもらう体制作りが必要である。
他施策との関係 健康増進計画,  食生活改善普及運動, 
重点活動内容
・運動と食事の両面からのアプローチ
・野菜類摂取量を増やす支援
・朝食欠食率(喫食率)の改善
参考資料
※行政栄養士による活動事例集(社団法人日本栄養士会全国行政栄養士協議会作成)より  
自由記載 −−−

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