ついつい、お子さんやお孫さんに配慮して、食事を遠慮してしまうかもしれません。でも、あなたが元気でいることが、ご家族や周りの方の元気につながります。
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水分をしっかりとりましょう
避難生活では、飲料水の不足や、トイレの数の不足のために、水分摂取を控えがちです。食事の量が減ると、水分の摂取量も少なくなりがちです。 水分が不足すると、疲れやすい、頭痛、便秘、食欲の低下、体温の低下などがおきやすくなります。血流を良くする、血圧や血糖をコントロールするためには、水分をしっかりとることが大切です。 |
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しっかり食べましょう
食べ物が限られていることや慣れない環境などのために食欲が低下しがちです。体温や身体の筋肉を維持するためにも、出された食事はしっかり食べましょう。
ゼリー飲料や栄養素を強化した食品等が届いたら、積極的に食べましょう。
ご飯類は、袋にいれてお湯につけて温める、汁にいれて雑炊のようにする、パン類は牛乳やジュースに浸すと食べやすくなります。
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飲みこみにくい方へ
日頃から飲みこみにくいと感じる方、食事や飲み物を飲んだ時にむせる方は、次のような工夫をしてみましょう。
・食事をする時には、横になったままでなく、座って食べるか、少し身体を起こして食事をしましょう。
・食事の前に少量の水で口を湿らせましょう。
・食品と水分を交互にとりましょう。
・袋に入っている状態の時に、つぶしたり、ちぎったりして、食べやすい大きさにしましょう。
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身体を動かしましょう
避難所生活では、身体を動かす量が減りがちです。食べることだけでなく、身体を動かすことも考えましょう。
・脚や足の指を動かす。
・かかとを上下に動かす。
・室内や外を少し歩く。
・軽い体操
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・高血圧、糖尿病などで普段から食事療法をしている方は、早めに避難所のスタッフや医療・食事担当スタッフにお知らせください。 また、食べ物が飲みこみにくい方、義歯の状態が悪い方もご相談ください。
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・血圧が高めの方へ
寒さや、睡眠不足、不安感などでも血圧は高くなります。
非常に難しいとは思いますが、できるだけ睡眠をとり、リラックスを心がけましょう。血圧のコントロールのためには、以下のようなことも大切です。
・水分を十分にとりましょう。
・少し身体を動かしましょう。
(軽い体操、室内や外を少し歩くなどがおすすめ!)
・下半身を温めましょう。
・野菜や果物が手にはいるようになったら、積極的に食べましょう。
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・血糖値が高めの方へ
普段は、上手にコントロールできている方でも、今は難しいかもしれません。血糖値の急な上昇や低血糖を予防するためには、以下の点に気をつけましょう。
・できるだけ糖分を含まない飲料を選び、水分を十分にとりましょう。
・食事量が減っているので、薬を使っている人は低血糖に気をつけましょう。
・食事は、一度にたくさん食べずに、少しずつ回数を分けて食べましょう。
・食べる時には、良く噛んで時間をかけて食べましょう。
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