Welcome GUEST
重要なお知らせ
現在リニューアル中のため、これは閲覧のみの旧バージョンです。質問や検索はできませんのでご注意下さい。
トップ  >  研究紹介  >  研究所としての国際貢献に向けて
研究所としての国際貢献に向けて


【背景および目的】

 当プロジェクトでは、国際的な学術交流(例:海外各国との共同研究、海外からの研修生受け入れ、国際シンポジウムの開催)、WHO(世界保健機関)をはじめとする国際機関への協力・連携および海外向けの情報発信を通じて、研究所としての国際貢献を行うことを目指しています。

 近年、栄養分野の国際協力の中でも人材育成の重要性が認識されていますが、今回は当研究所における海外からの研修受け入れ活動について報告します。


【研修受入の種類と概要】

 当研究所における研修受け入れの形態には大きく分けて2種類あります。

1)若手外国人研究者招へい事業

 当研究所は、国際栄養協力の一環として、平成15年に「若手外国人研究者招へい事業」の運用を開始しました。当事業では、研究所の研究者が若手の外国人研究者に対して専門知識及び技術の習得を支援することを目的として、平成16年度以降アジア各国より11名の研修生を受け入れてきました(表)。研修期間を終えて帰国した研究者より、当研究所で習得した知識・技術を元の所属先における研究業務において活用していることが報告されています。また、帰国後も研究者および各国を支援する目的で、平成20年度よりフォローアップ共同研究事業が開始され、初年度はマレーシアにおける共同研究が実施されました。

2)他機関が実施主体のプログラム

 当研究所では要請に応じて、他機関が実施主体の研修も受け入れています。主な研修受け入れには国際機関(WHO、国際協力銀行)からのフェロー受け入れ、JICAの依頼による国別研修/集団研修受け入れがあります。また、国際機関のトレーニングコースとして、国際原子力機関(IAEA)の“Regional Training Course on Anthropometry and Stable Isotope Preparation and Administration for Body Composition Assessment (平成19年10月1日?5日)”を開催、そして来年度は国際栄養科学連合(International Union of Nutritional Sciences: IUNS)との共催で、当研究所における人材育成ワークショップ(平成22年9月7日?9日:予定)の開催準備も進めています。


【今後の方向性】

 わが国は戦後の食糧難の時代を克服し、生活習慣病対策を中心に国民の健康づくり運動を積極的に進めてきており、その経験を生かした国際貢献が期待されています。その中で、海外の研究者が当研究所における研修機会に寄せる関心は大きく、これまでの実績をふまえつつ、今後さらに人材育成を通した国際協力を積極的に進めることを目指しています。【国際産学連携センター/国際栄養プロジェクト】



ニュースレター「健康・栄養ニュース」第8巻3号(通巻30号)平成21年12月15日発行から転載
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:6 平均点:3.33
作成:2009/12/22 16:45:53 自動登録   更新:2009/12/22 16:48:51 自動登録   閲覧数:2854
前
ウェブ上の栄養情報の評価と信頼性
カテゴリートップ
研究紹介
次
第4回IUNS栄養学のリーダーシップ育成国際ワークショップの日本開催について

メインメニュー