医薬基盤研究所(NIBIO)のお知らせ
"セツキシマブ耐性大腸がん新規治療標的の発見~次世代質量分析計を用いた高感度リン酸化プロテオミクスによる大規模探索~"に係る論文掲載について
2017年9月 8日
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所プロテオームリサーチプロジェクト・創薬標的プロテオミクスプロジェクトの朝長毅プロジェクトリーダーと阿部雄一研究員らは、次世代質量分析計を用いて高感度リン酸化プロテオミクス解析を行いました。その結果、セツキシマブ耐性大腸がんで特異的活性化が予測される17キナーゼを発見し、その内がん原遺伝子チロシンプロテインキナーゼ(SRCキナーゼ)標的薬がセツキシマブ耐性大腸がんに対して有効である事を明らかにしました。その研究成果が9月5日にScientific Reports電子版に掲載されましたのでお知らせいたします。
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