今般の医療制度改革に伴い、40〜70歳に対する検診・保健指導の充実が図られました。しかし、生活習慣病予防対策が多様に実施されている中で、メタボリックシンドロームの該当者およびその予備軍が急増する40歳代以前の20・30歳代への対応が喫急の課題として残されています。 その中で、生活習慣病および肥満予防のため、多面的にアプローチを試みる「食育」が最も重要な戦略として注目を集めています。 そこで本研究は、若年層における生活習慣病予防、特に肥満予防を目的とした効果的な「食育」プログラム開発に資するため、「食育」のエビデンス構築を行うことを目的としています。 この「健康づくり・生活習慣病予防のための『食育』データベース」では研究の過程で集められた「食育」データを公開しています。データは若年層、主に20・30歳代の男性を中心とした健康づくり及び生活習慣病予防、特に肥満予防を目的とした「食育」の取り組みについて、国内外の事例(文献)を体系的に収集したものです。