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用語 |
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個人内変動 |
対応英語 |
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intra-individual variation |
解説文 |
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食事を調査する際に最も問題となるのは、食事の日差(個人内変動)である。すなわち個人において、今日の食事と次の日の食事との間の差があまりにも大きいので、1日間の調査では、その人の長時間の栄養素摂取を基盤としている健康・栄養状態に、食事がどのように寄与しているかを判断できない。しかし、ある程度以上の日数を調査すると、その人の習慣的摂取量が判明する。そのために必要な調査日数は、調査目的とする栄養素によって異なり、主栄養素、エネルギーに関しては比較的短期間でよく、微量栄養素、特にビタミンAでは数ヶ月以上の長期間を要すると言われる。
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〔執筆:吉池信男〕
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