|
|
|
用語 |
|
陰膳法 |
対応英語 |
|
duplicated method |
解説文 |
|
陰膳法は、実際に被験者が摂取した食事と同じものを科学的分析し、摂取栄養素量を推定するものである。通常は各家族でもう1人前多く食事をつくってもらい、それを収集する。ホモジェナイズ後凍結、あるいは凍結乾燥を行い、検体数がそろった時点で分析する。集団の平均栄養素摂取状況を把握するのに用いられるが、多くの手間と経費がかかる。また、このような調査に協力してもらう際には、普段の食事とは異なるものに変更されやすいことに留意すべきである。食べた食品の科学分析を実際に行うので、食物成分表のもっている誤差は解消できる。
|
〔執筆:吉池信男〕
|