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栄養調査関連論文集
1 データベース・食品成分表

秤量法食事記録調査における入力過誤の修正と標準化の方法に関する一考察

表1 食品コードマニュアル

食品コードマニュアル
A.形態別などに記載されている食品で食品コードを1種類に統一する食品

a1) 水分や塩分を調整するために,1種類の食品コードに統一することにした食品 (25種類)

米水稲類は米めしに統一、うどん(10211,10231,10232)は、ゆでうどん(10212)に統一、中華めん生(10261),干し中華めん(10281〜2)は中華めん(10262)に統一、マカロニ類 乾(10341)はマカロニゆで(10342)に統一する。乾燥わかめ(150351-150353)、塩蔵わかめ(150361)は塩蔵塩抜きわかめ(150362)に統一する。塩鮭(80791)は新巻鮭2%塩分(新コード)、竹のこ塩蔵しな竹(120691)はたけのこ塩蔵しな竹塩抜き(新規コード)、もずく塩蔵(150331)はもずく塩抜き(150332)を使う。
a2) "水煮"や"焼き"などの調理形態を表す食品コードを、"生"の食品コードに統一する食品 (171種類)
  芋類、野菜類、きのこ類は"生"の食品コードを使う。魚類、鶏卵類は"ゆで"や"焼き"などの食品コードは使わない。 但し、まだこ、生ぜんまい、干しぜんまい乾、干しわらび(121431)などは、"ゆで"を使う
B.成分表の注意書きをよく読んでから入力すべき食品
b1) 四訂成分表の備考欄に濃縮倍率が注意書きしてある食品 (4種)
  乳酸菌飲料殺菌乳製(110102)は5倍、めんつゆ(170111)は2〜3倍、コーンポタージュ缶詰(180051)は2倍、みかん濃縮果汁(130192)は5倍
b2) 区別を正確にすべき食品 (31種)
  桜餅(関西風と関東風),鮎(天然、養殖),鰯(塩蔵、丸干し),鰹(なまりとなまり節),鮭薫製(冷燻、温燻),はんぺんとさつま揚げ、加工乳と普通牛乳,脱脂乳と全粉乳と調製粉乳,ヨーグルト(含脂、加糖),乳酸菌飲料(乳製品、非乳製品,殺菌濃縮)、練乳(加糖、無糖),かぼちゃ(西洋、日本),ピクルス(スイート,サワー),みつば(切り、根みつば),本しめじと白たもぎたけ、各種果汁の濃度など
C.摂取頻度が少ないと考えられるので、入力されていたら確認すべき食品
c1) 頻出食品と類似したコードなので入力されていたら確認する食品 (4種)
  粟餅(10021)と牛乳(110021),大麦玄皮麦 (10051)と鶏卵(100051)、干し沖縄めん(10302)とコーヒー浸出液(160302)、グァバ(130331)とコーヒーホワイト液状植物性脂(110331)
c2) 流通機構上、摂取する機会が少ないと考えられる食品 (87種)
  陸稲 (10491-10503)、こんにゃく生芋(20192),家うさぎ(90041)、牛肉の乳用雌 (90053-90213の末尾番号が3),肉の脂身(牛90231-90323、鶏肉90531、豚90771-90895、羊90941) ,鶏肉の成鶏(90461-90511の末尾番号が1) 、豚肉の中型種(90632-90752の末尾番号が2)、生乳(110011),漬け物の素材料 (高菜葉120651,つわぶき生120781,野沢菜生・塩漬け120981-2,はやと瓜生121051)、茶葉(玉露160191〜紅茶160271の末尾が1,160341麦茶粒)
c3) 著者らの経験上、摂取頻度が少ないと考えられる食品 (499種)
  えんばく玄穀(10031),麦こがし関東風(10071),きび玄穀(10081),小麦輸入軟質(10092),小麦粉中力2(10112),沖縄めん生(10291),干し沖縄めん乾(10301),粉末小麦蛋白(10391),めし半つき米(10422),とうもろこし玄穀(10631),ゆでとうもろこし(10632),コ−ングリッツ(10651)など
D.味付けや吸油率を確認する食品
d1) 汁や揚げ油が入力されているか確認するべき食品 (9種)
  えびフライ、コロッケ、フレンチポテト、ミンチカツの揚げ物用冷凍食品(180011〜180141)、即席中華めん類(10311〜10331)
E.使用重量によって、確認が必要な食品とその重量
e1) エネルギーや栄養量に影響が大きいので、確認すべき食品とその重量 (67種)
  砂糖類(30011〜30081)は10g以上、サラダ油類(50011〜50061)、バター(110281)、マーガリン(50071〜50073)は20g以上、ごま(60121〜60122,60261)は10g以上、コーヒー浸出液は5g以下、インスタントコーヒー、コ−ヒホワイトナー(110081)は10g以上、干ししいたけは5g以上、食塩(170021〜2)は2g以上、コンソメ素乾燥は6g以上、しょうゆ(170031〜170035)は20g以上
e2) 使用頻度の高い食品は、使用重量が非常に多い場合と少ない場合に確認する (130種)
  にんじん、牛乳など
e3) 入力重量が、500g以上だった食品、または0gだったデータ (全食品対象)
  但し、ビール(160021)は500g以上でも確認対象にしない
食品コードは四訂成分表に準拠し、末尾のアルファベット標記を、aは数字の1、bは2のように置き換えて表した
〔出典:栄養学雑誌 2000;58(2):67-76

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