2021.7.13
, EurekAlert より:
新型コロナワクチン接種後の母乳からワクチン関連のmRNAは検出されなかった、という米国カリフォルニア大学からの研究報告。
研究チームは、平均年齢37.8歳の7人の授乳婦からワクチン(ファイザー社のBNT162b2が5例、モデルナ社のmRNA-1273が2例) 接種4-48時間後に採取した13検体を分析した結果、どの検体からも検出可能なワクチンmRNAはみつからなかったという。
研究の限界として、サンプルサイズが小さく、mRNA-1273ワクチンは2例しかないこと、また母乳の保管条件がmRNAの安定性に影響を及ぼしている可能性があることを上げている。
ワクチンが授乳に及ぼす影響をより正確に推定するには、より多くの集団からの臨床データが必要であると結論付けている。
出典は『JAMA小児科学』。 (論文要旨)
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