2020.12.22
, EurekAlert より:
COVID-19パンデミックの間、人々は、特に女性の間で、野外活動を有意に増加させたようだ、という米国バーモント大学からの研究報告。
研究チームは、2020年5月に外出規制が敷かれたバーモント州で3,200人を超える人々を対象にオンライン調査を実施した。
大きな増加がみられたのは、野生生物の観察(64%)、次いでガーデニング(57%)、写真撮影など野外での芸術活動(54%)、野外でひとりでリラックスする(58%)、ウォーキング(70%)などであった。
調査した15の野外活動のうち、キャンプなど頻度が低下したものもあれば、サイクリング、ボート、釣りなどあまり変化がなかった活動もあった。
誰もが野外活動を増加させたわけではなく、性別、収入、雇用状況、都市部在住か農村部在住か、といった種々の要因によって異なっていた。
女性は男性よりも多くの種類で、野外活動を増加させた。最も一般的だった6つの野外活動で、女性は男性よりも参加率の増加を報告する可能性が高かった。
研究チームは、女性がパンデミックに際してよりストレス解消の必要性が高く、男性よりも自然に頼る可能性が高まったからではないか、と考察している。
出典は『プロスワン』。 (論文要旨)
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