2022.8.26
, EurekAlert より:
運動のためのウォーキング、ジョギング、水泳、テニスなど、さまざまな種類の余暇活動に毎週参加している高齢者は、あらゆる原因による死亡のリスク、および心血管疾患による死亡のリスクが低い可能性がある、という米国国立がん研究所などからの研究報告。
NIH-AARP の食事と健康に関する研究の一環として余暇活動に関するアンケートに回答した59歳から82歳までの 272,550 人の成人からのデータを使用して、研究者らは7つの異なる運動およびレクリエーション活動(ランニング、サイクリング、水泳、その他の有酸素運動、ラケットスポーツ、ゴルフ、エクササイズとしてのウォーキング)に同等の量で参加することが死亡リスクの低下に関連しているかどうかを検討した。
研究者らは、これらの活動を任意に組み合わせて週に推奨される身体活動量を達成すると、これらの活動に参加しない場合と比較して、あらゆる原因による死亡リスクが13%低下することを発見した。それぞれの活動の役割を個別に調べたところ、ラケット スポーツをすることでリスクが 16% 減少し、ランニングをすることで 15% 減少することがわかった。調査されたすべての活動は、同様に死亡リスクの低下と関連していたという。
最も活動的な個人 (身体活動の推奨レベルを超えた人々) の活動レベルは、死亡リスクのさらに大きな低下と関連していたが、活動レベルが増加するにつれて、利益は減少した。レクリエーション活動を行ったけれど、推奨される量よりは少なかった人でも、調査対象の活動に参加しなかった人よりも、死亡リスクが5%低かった。
これらの活動は、心血管疾患やがんによる死亡リスクの低下とも関連していた。ラケットスポーツをすることは、心血管死のリスクの最大減少(27%減少)と関連し、ランニングはがんによる死亡リスクの最大減少(19%減少)と関連していた。
出典は『JAMAネットワークオープン』。 (論文要旨)
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