2022.8.24
, EurekAlert より: 
妊娠初期または妊娠初期の葉酸レベルが高いほど、子供の先天性心疾患(CHD)のリスクが低いようだ、という中国・復旦大学ほか上海妊娠前コホートグループによる症例対照研究。
研究チームは、CHD の子を出産した197人の女性とCHDのない子を出産した788人の女性の赤血球葉酸レベルを測定し、周産期の赤血球葉酸と子孫のCHDリスクとの関連を定量化した。
参加者は、受胎前または妊娠初期に赤血球葉酸レベルを測定した。子は、パルスオキシメトリーと新生児初期の心雑音によってスクリーニングされ、陽性とスクリーニングされたものは、CHDの心エコー検査によって確認された。
参加者はまた、葉酸代謝と葉酸レベルの10-35%の減少に関連する遺伝的変異であるMTHFR C677Tについてもスクリーニングされた。
データ解析の結果、研究チームは、CHDの子を持つ女性は、CHDのない女性よりも赤血球葉酸レベルの中央値が低いことを発見した。
研究チームによると、CHDの一次予防を達成するには、現在神経管欠損症の予防に推奨されているよりも高い目標赤血球葉酸レベルが必要であり、さらなる研究が必要になる可能性があるという。
出典は『内科学年報』。 (論文要旨)
|