2022.8.9
, EurekAlert より:
サイクリングや水泳などの他の運動とは対照的に、筋力トレーニングを行っているビーガン(厳密菜食主義者)は、より強い骨を持っている可能性があるようだ、という墺ウィーン医科大学などからの研究報告。
米国では約6%の人がビーガンであるという。最近の研究によると、植物ベースの食事は骨密度の低下と骨折リスクの増加に関連している可能性がある。
「ビーガニズムは世界的な傾向であり、世界中で純粋に植物ベースの食事に固執する人の数が大幅に増加しています」と主任研究者のクリスチャン・ムシッツ医師は述べている。「私たちの研究では、オムニボア(雑食者)と比較した場合、レジスタンストレーニングがビーガンの人々の骨構造の減少を相殺することが示されました。」
著者らは、少なくとも5年間植物ベースの食事をしている43人の男女と、少なくとも5年間雑食性の食事をしている45人の男女のデータを比較した. オムニボアの食事は肉だけでなく、植物性食品も摂取される。
データ解析の結果、著者らは、少なくとも週に1回、機械、フリーウェイト、または自重抵抗運動を使用するなどのレジスタンストレーニング運動を行ったビーガン参加者は、そうでない人よりも強い骨を持っていることを発見した。また、レジスタンストレーニングに従事するビーガンとオムニボアは同様の骨構造を持っていることも発見した。
「ビーガンのライフスタイルを順守する人は、骨の強度を維持するために定期的にレジスタンストレーニングを行うべきです」とムシッツ医師はコメントしている。
出典は『臨床内分泌学・代謝雑誌』。 (論文要旨)
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