2022.8.2
, EurekAlert より: 
座りっぱなしのライフスタイルや不健康な睡眠習慣を持つ人々は、脂肪肝疾患を発症する可能性があるようだ、という中国・中山大学からの研究報告。
研究チームは、脂肪肝疾患を持つ5,011人の中国人成人を対象にした横断的研究において、自己申告による睡眠行動を分析し、就寝時間の遅さ、いびき、日中の 30 分以上の昼寝が、脂肪肝疾患のリスク増加と有意に関連していることを発見した。睡眠の質が適度に改善されることは、脂肪肝疾患のリスクの29%の減少に関連していた。座りがちなライフスタイルと腹部肥満の人は、他の人よりも睡眠の質の悪さからより顕著な悪影響を受けた。
「私たちの研究は、睡眠の質を適度に改善するだけでも、特に不健康なライフスタイルの人々の脂肪肝疾患のリスクを軽減するのに十分であるという証拠を提供するものです。睡眠の質の低下に苦しむ大部分の者が十分に診断されておらず、十分に治療されていないことを考えると、私たちの研究から、この分野のさらなる研究と睡眠の質を改善するための戦略が求められています」と主任研究者のヤン・リウ博士はコメントしている。
出典は『臨床内分泌学・代謝雑誌』。 (論文要旨)
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