2022.8.2
, EurekAlert より: 
閉経後女性は骨折リスクが上昇するが、毎日のプルーンの摂取で股関節の骨密度が維持され、骨折リスクが上昇しなかった、というペンシルベニア州立大学からの研究報告。
研究チームは、200人以上の閉経後女性を対象に、50g(プルーン5-6個) および 100g (プルーン10-12個)のプルーンを毎日摂取した場合の骨密度への影響をテストするために、12か月間のランダム化比較試験を実施した。
その結果、プルーンを1年間1日50g摂取した女性は股関節の骨密度を維持したのに対し、プルーンを食べなかった対照群の女性は股関節の骨量が大幅に減少したことが示された。さらに、対照群では股関節骨折のリスクが増加したのに対し、50gと100gのプルーンを摂取したグループではどちらも股関節骨折のリスクが増加しなかった。
「私たちのデータは、閉経後の骨量減少から股関節を保護するためにプルーンを使用することを支持するものです。実際、このデータは、骨量減少と闘うための薬理学的治療を受けることができず、別の戦略を必要としている閉経後の女性にとって特に価値があるかもしれません」と筆頭著者のメアリー・ジェーン・デ・スーザ栄誉教授はコメントしている。
出典は『米国臨床栄養学雑誌』。 (論文要旨)
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