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[高齢者]  片足で10秒立てない中高齢者、死亡リスクほぼ2倍に
2022.6.27 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

中年期以降に片足で10秒間立てないことは、その後10年以内の死亡リスクがほぼ2倍になることに関連しているようだ、というブラジル・リオデジャネイロの運動医学クリニックCLINIMEXなどからの研究報告。

このシンプルで安全なバランステストは、高齢者の定期的な健康診断に含めることができると研究者らは述べている。

有酸素フィットネスや筋力、柔軟性とは異なり、バランスは、人生の60年間、比較的急速に衰え始めるまで、適度によく保存される傾向がある、と研究者らは述べている。

けれども、バランス評価は日常的な中高年男女の健康診断には含まれない。標準化されたテストがなく、転倒以外の臨床転帰に関連する確かなデータがほとんどないからだという。

研究チームは、バランステストが今後10年以内に何らかの原因で死亡するリスクの信頼できる指標であり、したがって、定期的な健康診断に含める価値があるかどうかを知りたいと考えた。

研究チームは、1994年に開始され、体力のさまざまな測定値、運動関連の変数、および従来の心血管リスク要因と、健康障害および死亡との関連を評価するためのである、CLINIMEX運動コホート研究の参加者データを利用した。

今回の分析には、2009年2月から2020年12月までの最初の健康診断で51-75歳(平均61歳)の1,702人の参加者が含まれた。約3分の2(68%)が男性だった。

検査の一環として、参加者は追加のサポートなしで片足で10秒間立つように求められた。テストを標準化するために、参加者は、両腕を横に保ち、視線を真っ直ぐ前に向けたまま、自由なほうの足の前部を反対側の下腿の後ろに置くように求められた。どちらかの足で最大3回の試行が許可された。

全体で、5人に1人(20.5%; 348人)の参加者がテストに合格しなかった。できない人の割合は年齢とともに上昇し、51-55歳以降の5年でほぼ倍増した。

片足で10秒間立てない人の割合は、次のとおりだった。51-55歳で5%弱、56-60歳で8%、61-65歳で18%弱、66-70歳で37%弱。71-75歳の半数以上(約54%)がテストを完了できなかった。言い換えれば、この年齢層の人々は、20歳年下の人々の11倍以上テストに失敗する可能性が高かったということである。

7年間の平均モニタリング期間中に、123人(7%)が死亡した。心血管疾患(30%); 呼吸器疾患(9%); およびCOVID-19の合併症(7%)。

試験を完了できた人とできなかった人の間で、死亡の明確な時間的傾向、または原因の違いはみられなかった。けれども、テストに失敗した人の死亡率は大幅に高く、17.5%対4.5%であり、13ポイントの差がみれらという。

一般に、テストに失敗した人は健康状態が悪く、肥満の割合がより高く、および/または心臓病、高血圧、および不健康な血中脂肪プロファイルを持っていた。そして、2型糖尿病が3倍多かった:38%対13%。

年齢、性別、および基礎疾患を考慮した後、片足で10秒間支えられずに立てないことは、次の10年以内に何らかの原因による死亡のリスクが84%高くなることに関連していた。

「これは観察研究であるため、原因を特定することはできない。また参加者はすべて白人のブラジル人だったので、調査結果は他の民族や国にもっと広く適用できないかもしれない」と研究チームは警告している。

出典は『英国スポーツ医学雑誌』。 (論文要旨)      
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