2022.6.13
, EurekAlert より:
ビーガン食は食事の質を改善し、体重の減少とインスリン感受性の改善をもたらすかもしれない、という「責任ある医療のための医師会」による研究報告。体重の減少は、マメ科植物の摂取量の増加と肉、魚、家禽の摂取量の減少に最も関連していたという。
「私たちの研究によると、健康の質を改善する最善の方法は、食べる食品の質を改善することです」と委員会の臨床研究責任者であり本研究の共著者であるハナ・カレオバ医師は述べている。「つまり、動物性食品を避け、果物、野菜、穀物、豆が豊富なビーガン食を食べることを意味します。」
研究チームは、244名の過体重成人を対象に16週間の試験を実施した。ランダムに2群に分け、1群(対照群)は食事を変更せず、別の1群(介入群)は野菜、穀物、豆類、果物からなる、カロリー制限なしの低脂肪ビーガン食に従うように求められた。研究チームは、食事の質、体重、脂肪量、およびインスリン感受性を追跡した。最終的なデータ分析には、研究全体を完了し、最終的な食事記録を提出した219人の参加者のデータが含まれた。
試験の結果、ビーガン食の参加者は平均体重13ポンド(5.9kg)と脂肪量9.1ポンド(4.1kg)を減少させた。食事を変更しなかったグループでは、体重と脂肪量は減少しなかった。ビーガン群では、果物、マメ科植物、肉代替品、全粒穀物の摂取量の増加、および動物性食品、添加油、動物性脂肪の減少が体重減少に関連していたという。ビーガン群はまた、インスリン感受性も改善した。
代替健康的な食事インデックス(AHEI2010)で測定されたビーガン群の食事の質は、食事を変更しなかったグループに有意な変化がなかったのとは対照的に、平均6ポイント増加した。
1985年に設立された「責任ある医療のための医師会」は、予防医学を推進し、臨床研究を実施し、教育と研究における倫理と有効性のより高い基準を奨励する非営利団体である。
出典は『栄養食事療法アカデミー雑誌』。 (論文要旨)
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