2022.6.9
, EurekAlert より:
軽強度および中-高強度の身体活動は共に脳卒中リスクの低下と関連がみられた、という米国サンディエゴ州立大学などからの研究報告。座位時間が長くなることは脳卒中リスクの上昇と関連した。
研究チームは、REGARDS(脳卒中の地理的および人種的差異の理由)研究に登録された7,607人(平均年齢63.4歳、54.5%が女性)のデータを解析した。座位時間、軽強度、中-高強度身体活動は、身体活動量計の7日間連続着用によって測定された。平均7.4年の追跡期間中に286件の脳卒中が記録された。
解析の結果、軽強度身体活動と中-高強度身体活動は、どちらも脳卒中の発症リスクの低下に関連がみられた。座位時間が長いことは、脳卒中の発症リスクの上昇に関連がみられた。
本コホート研究において、客観的に測定された軽強度身体活動、中-高強度身体活動、および座位時間は、脳卒中の発症リスクと有意かつ独立して関連がみられた、と研究チームは結論付けた。
出典は『JAMAネットワークオープン』。 (論文要旨)
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