2022.6.7
, EurekAlert より:
ジャガイモたんぱく質の摂取によって、健康な若い男性の筋肉たんぱく質合成速度が増加し、その効果は乳たんぱく質の摂取と同等であるようだ、という蘭マーストリヒト大学医療センターから研究報告。
研究チームは、20-28歳の24人の若くて健康な男性を対象に、ランダム化二重盲検並行群間試験を実施した。
1.参加者は、仰臥位レッグプレスマシンでのウォームアップに続いて、着席した膝伸展マシン(利き足または非利き足のいずれかで完了するようにランダム化)でレジスタンス運動を完了した。 2.参加者は、運動セッションの後、10分間休憩した。血液サンプルを採取し、各脚から筋生検を採取した。 3.生検の直後に、12人の参加者が30グラムのジャガイモ由来のたんぱく質を摂取し、他の12人は同量の牛乳由来のたんぱく質を摂取した。 4.摂取後5時間にわたって血液サンプルを収集し、血中アミノ酸、グルコース、およびインスリンの濃度を測定した。 5.安静時および運動からの回復中の筋たんぱく質合成速度を決定するために、2回目および3回目の筋生検が行われた。
ジャガイモおよび乳たんぱく質の摂取によって混合筋たんぱく質合成速度が増加した。群間で有意差は見られなかった。
「30 gのジャガイモたんぱく質濃縮物を摂取すると、健康な若い男性の安静時および運動からの回復中の筋肉たんぱく質合成速度が増加する。30gのジャガイモたんぱく質を摂取した後の筋肉タンパク質合成速度は、同量の乳たんぱく質を摂取した後に観察された速度と変わらない」と研究チームは結論付けている。
この研究は、ジャガイモ研究教育同盟(APRE)によって支援された。APREは、資金提供の最初の提案を承認した後、研究の設計、実施、実行、またはデータ分析に影響を与えなかった。
出典は『スポーツ及びエクササイズの医療と科学』。 (論文要旨)
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