2022.6.6
, EurekAlert より:
高齢の在宅介護クライアントの間では、食事の問題が一般的にみられるようだ、という東フィンランド大学からの研究報告。
研究チームは、フィンランド東部に在住の75歳以上の250人の在宅介護クライアントを対象に、自宅における在宅看護師、臨床栄養士、薬剤師、歯科衛生士による聞き取り調査を行った。
その結果、調査した250人の高齢者介護クライアントの30%近くが食欲不振を報告し、20%が咀嚼に問題があり、14%が嚥下に問題があり、20%近くが歯や入れ歯に関連する食事の問題を報告した。
「この研究では、食欲不振が最も一般的な所見であり、食事の問題が多面的であることを示唆しています。私たちが観察したもう1つのことは、クライアントが食事関連の問題についてさまざまな医療専門家と異なる方法で話していることでした。したがって、専門家間の協力により、食事の問題を継続的かつさまざまな方法でスクリーニングする必要があるということです」と筆頭著者のアンニナ・サルミ歯科医師はコメントしている。
出典は『臨床実験歯科研究』。 (論文要旨)
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