2022.5.31
, EurekAlert より: 
介護者に農産物と柔軟なリソースを提供することで、子供たちの食事を短時間で改善できる可能性があるようだ、という米国テキサス大学からの研究報告。
子供たちが食べるものは生涯にわたる健康に影響を与えるが、彼らの習慣に影響を与えることは、特にリソースが少ないサービスの行き届いていない家族にとっては難しい場合がある。
今回研究チームは、主に低所得世帯の68人の子供を対象としたランダム化臨床試験で、4週間にわたって毎週介護者に提供される農産物ボックスと10ドルの食料品ギフトカードにより、対照群に比べて、子供1人あたりの健康的な食品の平均摂取量が4週間で2.07回/日増加し、8週間後にも2.23回/日の増加を維持したことを明らかにした。
「私たちの研究チームは、子供たちの農産物の消費量が増加していることを確認しました。そして重要なことに、プログラム後の4週間のフォローアップ期間中も健康的な食事が続きました。これは介護者が健康的な食品を購入するためのギフトカードが必要なかったということで、特に注目に値します」と筆頭著者のマニンダー・カーロン博士は述べている。
出典は『JAMAネットワークオープン』。 (論文要旨)
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