2022.5.30
, EurekAlert より:
アルコール使用障害を伴う死亡が、パンデミック中に劇的に増加したようだ、という米国シダーズ・サイナイ医療センターからの研究報告。研究はまた、25歳から44歳の若年成人がアルコール使用障害による死亡率の最も急な上昇傾向を経験したことを発見した。
研究チームは予測モデリングを使用して、予想されるアルコール使用障害の死亡率を実際の率と比較した結果、パンデミックの間、アルコール使用障害に関連する死亡率がすべての年齢と性別で増加したことを発見したという。
米国の全死亡の99%以上を登録している米国疾病予防管理センターのデータベースから、7年間(2012-2019年)の匿名化された死亡率データを取得した。次に、予測モデリングを使用して、2020年と2021年の予測死亡率を決定した。前年の傾向について、実際に観察された率と比較した。
その結果、2020年に、観察されたアルコール使用障害関連の死亡は、予測された率よりも約25%高かった。2021年には、観測された率は予測よりも約22%高かった。予測死亡率と観察死亡率の増加は男女で同様だった。2020年には女性と男性で約25%だったが、2021年には女性で20%、男性で22%だdった。調査期間を通じて死亡率が最も高かったのは高齢者グループだったが、パンデミックの最中に最大の急増に見舞われたのは若いグループ(25-44歳)だった。
「アルコール使用障害はしばしば過少報告されていることもわかっているので、アルコール使用に関連する実際の死亡率は報告されているよりもさらに高い可能性があります」と筆頭著者のイェ・フイ・イェオ医師はコメントしている。
出典は『JAMAネットワークオープン』。 (論文要旨)
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