リンクdeダイエット 世界の最新健康・栄養ニュース お問合わせ プライバシーポリシー リンク・著作権等について
ニュース詳細
[病気]  超低カロリー食は免疫系にもプラスの効果?
2022.5.6 , EurekAlert より:   記事の難易度 2
  

カロリーを減らした食事は、代謝性疾患の発症を遅らせるだけでなく、免疫系にもプラスの効果をもたらすかもしれない、という独シャリテ・ベルリン医科大学などからの研究報告。

研究チームは、BMIが27以上の閉経後女性に対する超低カロリー食による8週間の介入試験で、その前後(前:AdLib、後:CalRes)に採取されたヒト腸内細菌叢(単一ドナー由来)を移植して、無菌マウスにコロニー形成した。

CalRes検体の腸内細菌叢は、全体的に高いアルファ多様性と Clostridium ramosum, Hungatella hathewayi, Alistipi obesiなどの低下がみられた。

CalRes細菌叢移植マウスは、AdLib移植マウスに比べて、体脂肪の減少とグルコース耐性の改善を示した。さらに増すサイトメトリーによって、特定のメモリーT細胞とB細胞のレベルが低下したことが明らかになった。これは免疫老化の遅延を示唆するものだという。

「これらの発見は、代謝と免疫系に対する低カロリー食のプラスの効果が腸内細菌叢を介して媒介されることを示唆しています」と筆頭著者のユリア・スビーラスキー=キント博士はコメントしている。

出典は『マイクロバイオーム』。 (論文要旨)      
 「病気」 カテゴリ 最近の注目トピック
  超加工食品は男性の大腸がんリスクに関連する  
  人工甘味料と心臓病との関連の可能性を示唆  
  ビタミンDサプリとCOVID-19リスク低下に関連なし  
  低BMIほど朝食欠食とたんぱく尿陽性は強く関係する  
  泌尿器科医によるノコギリヤシについての新声明  
  腸内の免疫細胞、スイッチONには「糖」が必要  
 
翻訳機能ON/OFF選択
ON OFF
自分で探してみよう
最新ニュース(EurekAlert!)
最新文献(PubMed)
最新健康食品文献リスト
関連ページ
国立健康・栄養研究所
健康・栄養フォーラム
健康・体力づくりと
  運動に関するデータベース
栄養調査情報のひろば
「健康食品」の
  安全性・有効性情報